
土田 博
日本オイルエンジニアリング株式会社
施設技術部・技術顧問
中東産油国における海洋石油・ガス生産施設管理、環境対策・近代化プロジェクトのエンジニアリング、生産施設の操業/HSE管理に係る健全性の監査支援業務等に30余年の実績を有す。その後、公的機関による国内外の投融資案件のHSE/環境社会配慮の妥当性審査、さらに、近年は再生可能エネルギーを含むGHG対策技術等の導入案件に取り組んでいる。
ニュース
2025年10月17日
開催報告
OPITO Basic Offshore Safety Induction and Emergency Training - BOSIET Standard
ヘリコプター水中脱出訓練(HUET) 乗客席からの脱出
本セミナーは、北九州での講義・訓練と、長崎・五島での現場視察を組み合わせた3日間のプログラムです。
以下に、開催日程や集合・解散場所、訪問先などの概要をまとめましたので、ご確認ください。
主 催 | 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム |
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協 力 | 一般財団法人 エンジニアリング協会 海洋開発部 |
開催日程 | 2025年8月21日(木)~ 8月23日(土) |
現地集合日 | 2025年8月20日(水)夕方(前泊) ※宿泊は主催者が手配 ※15時~チェックイン可能 |
集合場所 | 小倉駅周辺のホテル(調整中) |
解散場所 | 長崎県五島市 福江港 |
開催地① | 福岡県北九州市 ・HSE講義 ・OPITO認証HUET訓練 (日本サバイバルトレーニングセンター) |
開催地② | 長崎県五島市(福江島) ・浮体式洋上風車の視察 ・戸田建設の関連施設訪問 など |
参考 (類似プログラム) |
2020年の開催報告はこちら 2021年の開催報告はこちら 2022年の開催報告はこちら 2023年の開催報告はこちら |
日付 | 内容 | 詳細 |
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~8月1日(木)必着 | 事前準備 | 【訓練概要】 ⓪参加案内書(よく読みましょう) 【提出書類全3点の準備】 ①健康状態確認書(医師の診断・署名必要) ➁健康状態確認書(参加者本人が記入) ③健康状態申告書兼同意書(参加者本人が記入) 【提出先】日本財団 【注意事項】
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8月20日(水) 〈0日目〉 |
現地集合・宿泊(前泊) | 小倉駅周辺のホテル(調整中) ※この日は全体集合はありません。当日中に各自チェックインしてください。 ※支払不要です。 |
8月21日(木) 〈1日目〉 |
HSE講義 | 【9:00】集合 会場:TKP小倉駅前カンファレンスセンター 会議室6(予定) 【9:15】HSEに関する講義・演習 講師(予定) ![]() 土田 博
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8月22日(金) 〈2日目〉 |
HUET訓練・フェリー移動 | 【朝】朝食・チェックアウト→団体移動(JR小倉駅→訓練センター) 【8:30~17:30】OPITO認証HUET訓練(座学+実技) 【夕方】自由時間、各自で博多港へ移動 【21:00~】フェリー太古 乗船開始(博多港・第2ターミナル) 【23:45】フェリー出港・船中泊 |
8月23日(土) 〈3日目〉 |
五島視察・解散 | 【8:30】福江港(五島)到着 【午前】浮体式洋上風車視察、戸田建設施設訪問 【13:00頃】現地解散(各自、長崎港または博多港行きの便で帰路へ) (参考) ・九州商船(長崎港~福江港) ・野母商船(博多港~福江港) |
本セミナーにご応募いただくにあたり、対象者の要件や参加条件、応募期間などを下記のとおりご案内いたします。
すべてご確認のうえ、ご応募ください。
参加費 | 無料 |
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交通費・宿泊費・食費 | プログラム期間中は日本財団が負担 |
自宅~集合・解散場所間の交通費 | 自己手配・自己負担(※地域に応じた奨学金支給あり) |
奨学金 | 大学所在地に応じて、交通費補助として下記の通り支給されます。 ※詳細は本ページ下部にてご確認ください。 |
定員 | 16名(応募多数の場合、書類選考あり) |
募集開始日 | 2025年4月25日(金) |
応募締切日 | 2025年6月10日(木)23:59まで |
結果通知日 | 2025年6月18日(水)予定 |
結果通知方法 | Eメールにてご連絡します |
応募方法 |
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本セミナーは、安全教育を含む専門的なプログラムであるため、参加にあたっていくつかの条件を設けています。以下のすべての条件を満たす方を対象としていますので、ご確認のうえご応募ください。
区分 | 条件内容 |
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参加対象者の基本条件 |
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参加にあたっての同意事項 |
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健康・安全に関する重要事項 |
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禁止事項への同意 |
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その他 |
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※往路はJR小倉を目的地とし、復路は長崎港または博多港を出発地とする交通費・健康診断費を含みます。
※大学の所在地(都道府県)を基準とします。
支給額 (円) |
該当都道府県 |
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63,300円 | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、三重、大阪、京都 |
58,300円 | 静岡 |
52,300円 | 愛知、沖縄 |
48,300円 | 岐阜、奈良、和歌山、滋賀 |
43,300円 | 鳥取、島根、兵庫 |
36,300円 | 宮崎 |
33,300円 | 愛媛、香川、高知、徳島 |
26,300円 | 鹿児島 |
23,300円 | 岡山、広島 |
16,300円 | 山口、大分 |
15,300円 | 熊本 |
10,300円 | 佐賀、福岡 |
9,300円 | 長崎 |
Q0. 海洋開発に興味をもちました。予習用の資料などはありますか?
Q1. どんなセミナーですか?
Q2. HSEとは何ですか?
Q3. HUET訓練って危険じゃないですか?
Q4. 海洋開発の知識がなくても参加できますか?
Q5. 浮体式洋上風車ってどんなものですか?
Q6. 自分が対象かどうかよくわかりません。確認する方法はありますか?
Q7. 海洋分野は初めてですが、応募しても大丈夫ですか?
Q8. 女子学生でも参加しやすい環境ですか?
Q9. 他のセミナーや研修との違いは何ですか?
Q10. 志望動機はどう書けばよいですか?
Q11. このセミナーに参加したことは履歴書に書けますか?
Q12. 参加費はかかりますか?自宅から集合・解散場所までの交通費は?
Q13. 健康診断の費用も奨学金に含まれますか?
Q14. 奨学金はどうやって受け取れますか?
Q15. 奨学金はいくらもらえるのですか?
Q16. 提出する書類は何がありますか?
Q17. 書類の提出方法は?
Q18. 提出期限はありますか?
Q19. 書類の提出が遅れたらどうなりますか?
Q20. 健康面に不安があります。相談できますか?
Q21. 集合・解散場所はどこですか?
Q22. プログラム中の移動はどうなりますか?
Q23. 洋上風力の視察はどんな形で行いますか?
Q24. 船に酔いやすいのですが大丈夫ですか?
Q25. 服装や持ち物に指定はありますか?
Q26. 女性向けの設備(更衣室・シャワーなど)はありますか?
Q27. 修了証はもらえますか?
Q28. 修了証があると何ができるようになりますか?
Q29. セミナー終了後も何か活動がありますか?
Q30. セミナー終了後にそのまま五島に残ってもいいですか?
Q31. 船内に女性専用の部屋はありますか?
Q32. 船内で食事は取れますか?
Q33. 食べ物や飲み物は持ち込めますか?
Q34. 電子レンジは使えますか?
Q35. 船内は禁煙ですか?
Q36. タオルを忘れた場合、購入できますか?
Q37. 船酔いの薬は船内にありますか?
Q38. 船は揺れますか?
Q39. 航海中にスマホは使えますか?
Q40. シャワーやお風呂はありますか?
Q41. ドライヤーの貸出はありますか?
Q42. 出港前に食事を取れる場所はありますか?
Q43. お土産は買えますか?
この度は貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。HSEについては講義を通じて理解を深め、特に地域密着型の請負会社ではHSEへの取り組みが課題となっていることを理解しました。脱出訓練では実際の危険を想定し、訓練の有無で生死が分かれる可能性を強く実感しました。洋上風力発電の視察では、間近で見た迫力に感動すると同時に、設備利用率や送電ロス、建造コストなど疑問に思っていた点を施工者の方々から直接伺うことができ、大変学びとなりました。他大学の学生とも交流でき、充実した時間となりました。改めて感謝申し上げます。
HSEの重要性やHUET訓練を体験し、海洋におけるエネルギー生成の仕組みについて理解を深めることができた。実際の現場で必要となる安全意識や行動を学べたことは大変貴重であり、今後の学びや活動に活かせると強く感じた。普段触れることの少ない分野に触れられ、とても有意義な機会となった。
私は、大学にて掘削工学に関する研究を行っています。そのため、現場で役立つであろうHUETコースの資格取得に興味を持ち、本セミナーに参加しました。事前の講義で手順を理解したつもりでも、いざ水中では水の恐怖でパニックに陥り、呼吸がうまくできませんでした。訓練でこれほど焦るのなら、実際の事故では何もできないだろうと、非常事態への意識が根本から変わりました。この経験を通じ、ヘリコプターに限らず、あらゆる移動時のリスクを想定し、正しい知識を事前に得ておくことが生存率を大きく左右するという事実を、身をもって学びました。また、戸田建設様による丁寧な講義と、「はえんかぜ」の実機見学は、新たな知見を得る貴重な機会でした。専門外であった風力発電の基礎から将来性まで理解を深め、目の当たりにした「はえんかぜ」の圧倒的なスケールには、ただただ圧倒されるばかりでした。他大学で異なる分野を学ぶ学生との交流も大きな刺激となり、3日間、常に充実した時間を過ごすことができました。ここで得た多様な経験は、私の人生にとってかけがえのない糧になると確信しています。このような貴重な機会を提供してくださった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの皆様に、心より感謝申し上げます。
今回のセミナーにはヘリコプターの脱出訓練をできるということで参加しました。日本トレーニングセンターでは、HUET訓練を通じて、救命いかだに乗る練習やライフジャケットの膨らませ方なども体験できました。また、五島では洋上風力発電を間近で見学するという貴重な経験をしました。当日は風が弱く動いていませんでしたが、後日陸上から稼働している様子を見ることができ、大変有意義なセミナーとなりました。日常からHSEを意識することの大切さ、風車の大きさなども体感できました。
以前より関心のあった日本初の浮体式風車を真下から解説付きで見学させて頂ける大変貴重な経験をさせていただきました。今後の日本の計画の中では小さい2MW級とはいえ、実際に目の当たりにすると風車は大きく、洋上風力開発がいかに大規模で高度な事業であるかを肌で感じました。 HUETでは、パニックに陥るうえ視界を頼りに出来ない、ヘリコプターの不時着という状況の脱出訓練は困難なものでした。HSEの講義にも通底する点として、非常時には平時に確認しておいた装備や脱出口の知識が生死を分けるのだと、身をもって実感することの出来る訓練でした。
今回のセミナーで特に印象に残ったのはHUET訓練でした。ヘリコプターが不時着した際の脱出を想定した訓練であり、事前に説明を受けていたものの、実際に体験してみると想像以上に本格的で緊張感のあるものでした。水中での脱出には覚えるべき手順が多く、落ち着いて行動することの難しさを痛感しました。特に視界が奪われた状態で正しい手順を実践することは日常では得られないで、完璧にこなかった点もありました。この貴重な経験を通じて、緊急時に必要となる判断力や対応力を身につけることの大切さを学ぶことができました。最後に、このセミナーを支えてくださった関係者の方々、そして共に挑戦した仲間に心から感謝申し上げます。
本セミナーは初めて体験することばかりで大変刺激的でした.実際に企業で行われている安全対策を学ぶことができ,現場での取り組みを具体的に知る貴重な機会となりました.またヘリコプターからの脱出訓練を体験し,難しさを実感するとともに事前準備や冷静な対応の大切さを改めて理解しました.さらに洋上風力発電の現場を見学することで,今後の技術的課題や社会実装に向けた展望について考えるきっかけを得ることができました.他大学の方との交流も大変良い刺激になりました.このような貴重な機会を提供していただき,本当にありがとうございました.
私は、今までエネルギー業界に興味がありながら洋上風力に関してほとんど学ぶ機会がありませんでした。なので、本セミナーを通して洋上風力に関する知識を深められたらと思い、参加させていただきました。本セミナーでは洋上風力に関する知識だけではなく、リスクマネジメント教育の一環であるHSEに関する講義や風車に行く途中のヘリコプターで緊急事態が発生した想定でヘリコプターから脱出をする訓練等、洋上風力の仕事をするうえで必要となる講義や訓練を行うことができとても充実したセミナーでした。洋上風力の最前線を学び、体験したうえで浮体式洋上風力発電施設であるはえんかぜの実物を見れたことは大変貴重な経験となりました。
今回のセミナーでは、海上でのヘリコプター緊急脱出訓練と、五島列島での洋上風力発電の見学を体験しました。訓練では水中での緊張感に包まれながらも、仲間と励まし合い無事にやり遂げたことで、大きな達成感と安全技術の重要性を学びました。さらに五島の海に立ち並ぶ巨大な風車を間近に見たとき、自然と調和しながら次世代のエネルギーを生み出す姿に感動し、胸が高鳴りました。普段の勉強では得られないリアルな学びと地域の魅力を体感できたことは、自分の将来を考える大きなきっかけとなり、海洋開発に挑戦したい気持ちが一層強まりました。
将来海外の海上プラットホームで活躍するエンジニアになりたいと考えており、今回このセミナーに参加させていただきました。私と同じ石油工学分野で活躍したいと考えている人はいなかったのですが、そのおかげでこれまで知らなかった分野を専門とする人に出会えて非常に刺激的な3日間となりました。特に印象に残っているのはやはりヘリからの脱出訓練で、大学に通っているだけでは絶対に経験できないことだったので有意義な時間が過ごせたと思っています。洋上風力の見学では、自分の目で見ることができたことに加えて、企業の方からの解説を聞くことができたのでより理解が深まりました。最後に、今回できた繋がりを大切にしながら今後も成長していきたいと強く思っています。
今回のセミナーでは、HSEについての座学や水中ヘリからの脱出訓練、浮体式洋上風力発電施設の現場見学をさせていただきました。これらは大学では学んだり、体験したりすることができないことであり、とても貴重な経験をさせていただきました。私は卒業研究で浮体式洋上風力発電に関わる研究をしているので、普段想像している風車よりも実物がこんなにも大きなものであると自分の目で確かめることができました。他にも、船中泊など今まで体験したことのない体験ができました。さらに、学年や大学が異なる学生たちや講師の方々と交流もでき、自分の視野を広げることもできました。
このセミナーでは限られた時間の中でしたが、とても貴重で有意義な経験を得ることができました。特に印象に残っているのは、多くの出会いと実践体験です。具体的には、この分野の専門知識を持ち、実際に仕事として携わっている講師の方々や、研究に取り組む大学院生の方々と直接お話しする機会がありました。また、同じ関心や志を持つ同世代の仲間に出会えたことも、大きな刺激となりました。さらに、HUETの脱出訓練や五島での洋上風力発電の視察といった、普段はなかなか経験できない貴重な機会を通して、この分野への関心が一層深まりました。今回の3日間は、私自身の将来に大きな影響を与えるものになったと感じています。
私は大学で環境にやさしい船舶の研究を行っており、海洋開発への理解を深めるために今回のセミナーに参加しました。3日間の経験を通じて、学問の枠を越えた多くの学びを得ることができました。浮体式洋上風車の見学では、海上にそびえ立つ風車を間近にしてその規模感や設計上の工夫を体感し、広い海を活用した新たな技術の可能性を強く感じました。また、HUET訓練では、緊急時における冷静な判断力と安全意識の重要性を身をもって理解しました。これらの経験が私の視野を大きく広げてくれたと確信しています。関係者の皆様、ありがとうございました。
私が普段、海洋開発について触れる内容は、工学的な物が多いのですが、実際の現場では職員の健康と安全、そして周囲の環境への配慮など、様々な責任が伴うという事を、HSEに関する講義やHUET訓練などの体験を通して痛感しました。こうした新たな視点から、浮体式洋上風車という実際の現場を見学する事で、将来、海洋開発の現場で実際に働いている自分の姿について、具体的にイメージを持てた気がします。また、他大学の様々な専攻の方とグループワークを行う中で、自分が知らない分野や視点に触れることができ、とても刺激になりました。将来海洋開発の現場に携わりたいと考えている方には是非とも参加して頂きたいセミナーでした。
今回のセミナーでは、北九州にてHSE講義と水中ヘリコプター脱出訓練(HUET訓練)、五島にて洋上風力の見学に参加させていただきました。特にHUET訓練は私の研究に関連する掘削の場でも必須の資格であり、HSEの講義と併せてより自分の関わる海洋開発分野への知見を得られるとともに、常に緊急事態に備え安全性を高めることの重要性を学びました。この分野での経験が浅い自分にとって、本セミナーは効率よく現場を学べる貴重な機会でした。加えて、今回初めての滞在となった福岡県・長崎県では新しい発見も多く、この点においても良い経験となりました。
すばらしい経験に感謝しています。最も印象的なのはHUT訓練です。水中で息も辛く回りも良く見えず、機体の回転で上下左右や浮力の向きに混乱し、恐怖で頭が一杯になりました。一瞬の迷い、たった一つの手順のずれが命取りになると実感しました。 この体験とHSEの考え方を念頭に、最大限の準備をし、安全に高品質且つ高確率でプロジェクトを成功に導ける方法を学び、正しく恐れる姿勢で新しい開発に挑戦できるエンジニアになろうと強く思いました。 全国から集まった仲間との美味しい食事や貴重なお話も、全てが最高で忘れられない経験です。本当にありがとうございました。
※順不同
事務局 | 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局 専用フォームから、お問い合わせください。 |
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