ニュース

2024年10月15日

学生向けイベント

開催報告

2024年8月~9月に開催2024年 海洋開発サマースクール

2024年度 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
海洋開発サマースクール

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(OIC)は、将来の海洋開発産業を支える人材の育成を目的に、毎年海外の大学や研究機関と連携し、海洋開発サマースクールを開催しています。2024年度は、スコットランド、ノルウェー、アメリカ、オランダの4カ国で実施され、日本国内の理工系大学生が参加しました。
今年度のサマースクールでは、各国の海洋開発の最前線を学び、現地企業や研究者との意見交換を通じて、海洋エネルギー、海洋環境保護、デジタル技術の活用など多岐にわたる分野での知識を深めました。また、参加学生たちは、国際的な環境の中でプレゼンテーションやディスカッションを行い、英語によるコミュニケーション能力を実践的に磨くとともに、多様な価値観や文化に触れる貴重な経験を得ることができました。
今回のサマースクールを通じて、参加学生たちは、日本の海洋開発の未来を担う人材として、それぞれの目標に向けて大きな一歩を踏み出しました。ご支援いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。

2024年度 海洋開発サマースクール 概要

協 力
開催期間 2024年7月~8月(約4週間)
開催場所および内容
  1. スコットランド(ロバート・ゴードン大学)
    海洋エネルギー、再生可能エネルギー、海洋掘削
  2. ノルウェー(ノルウェー科学技術大学)
    海洋工学とその応用
  3. アメリカ(テキサスA&M大学)
    海洋石油・天然ガス開発
  4. オランダ(DOB-Academy 及びデルフト工科大学)
    洋上風力発電
参加者 日本国内の理工系大学に在籍する大学生・大学院生 、オーシャンイノベーションコンソーシアム会員企業の若手エンジニア 48名(学生42、社会人5)
過去の開催報告

参加学生の体験談

ノルウェー

東京大学

関口 政宗

1ヶ月で非常にいろいろな体験ができた。海洋工学全般の知識の中でも、日本ではあまり学ぶことのできないエンジンの話や養殖業の話、産業として捉えたときに日本との大きな違いが学べた。特に驚いたのは、産学の連携のうまさである。日本では産学の連携がうまく行っておらず、素晴らしい基礎技術が社会実装されにくいことが多いのが異なると感じた。他にもshipyardの見学や研究施設の多さなどに驚いた。学生の余力にも大きな違いがあり、日本との比較により良さ悪さ両方が見えてくる良い一月であった。

大阪大学

繁吉 大悟

私は海外に行った経験がほとんどなく、このサマースクールに行くことは期待もあり、不安もありました。しかし、ノルウェーの方々はとても親切で何事にも笑顔で会話をしてくれました。また、私は今まで海洋開発を狭い視点で学んでいましたが、今回で広い視点で物事を見ることができ、海洋開発全体の繋がりを理解することができました。今回で海洋開発はよりグローバルにしていかなければならない分野であることを改めて痛感しました。サマースクールを共にしてくれた人達、サポートをしていただいた企業の方々や先生方、本当にありがとうございました!

弘前大学大学院

野呂 健人

NTNUでのサマースクールは私にとって、海洋開発の最前線を学び、産学連携を見学させていただける貴重な機会でした。私の研究している風力を海洋開発の一部として俯瞰的に見て考えることができたことは、かけがえのない経験になりました。講義ではパイプライン設計や浮体式養殖、エネルギーアイランドなど幅広く深い内容を学び、多様な背景を持つ仲間との交流で学びがさらに深まりました。個性豊かなメンバーと過ごした1ヶ月は非常に思い出深いものでした。サマースクールへご支援いただきました方々、このような機会をいただき、本当にありがとうございました。

大阪大学

赤阪 誠司

このノルウェーでの1ヶ月でたくさんの貴重な経験ができました。授業では海洋開発に関して、日本でも馴染みのある内容からノルウェーならではの内容まで幅広く、深く学べる授業プログラムで、とても勉強になりました。また私にとって海外で1ヶ月もの滞在は初めてでした。実際に英語を使ったコミュニケーションや日本とは異なる文化を経験することで、将来の選択肢が広がりました。このサマースクールの貴重な経験は将来、日本の海洋開発に携わる際に大きな財産になると感じました。貴重な機会をありがとうございました!!

大阪大学

植田 晴樹

このノルウェーでのサマースクールは、間違いなく私の人生において最も貴重な経験になりました。最先端の科学技術、エネルギーの整備された町、そして何より、海洋に関して非常に高いモチベーションを持ったNTNUの教授陣、学生、サマースクールの仲間とのこの1ヶ月の生活は私にとって大変刺激になり、大きな成長を得ることができました。この経験を糧に更なる飛躍をし、今後のキャリアを歩んでいきます。今回こうしてサマースクールに参加させていただいた日本財団様、そしてOIC関連企業の皆様に心より感謝申し上げます。Tusen Takk!

大阪大学

源田 蒼

このサマースクールで最も心に残ったことは、プレゼンを作る時でした。プレゼン作成にこんなに一生懸命になったのは人生で初めてです。考えを共有したり、知らないことを教えてもらい、なんとか私の箇所もいい出来に仕上がりました。バックグラウンドの違う皆で作ったからこそこんな考え方があるんだ!船の世界ってこんなに複雑で面白いんだ!と知れました。Markell の皆ありがとう!また、この夏を通し造船所に行ったり研究所見学をし、大学での勉強以上のこの身で感じられる経験ができ、より船の世界が大好きになりました。ありがとうございました。

東京大学大学院

桑村 恒多

サマースクールへの参加を通じて、NTNUでの講義、実験施設見学、企業訪問、など様々な充実した機会をいただき、海洋開発について理論と実践の双方から多くの学びを得ることができました。またノルウェーの海洋開発における先進的な技術は勿論のこと、優れた政策・社会制度や環境保護も目の当たりにし、多様な専門分野を持つ仲間達と今後の日本における海洋開発を一緒に考えることができた非常に貴重な経験となりました。本サマースクールを企画、運営、およびご支援くださった全ての関係者の方々に心より御礼申し上げます。

東京大学

鯛 涼太

訪問先のNTNUでは、海上養殖やパイプラインなど幅広い分野について、その設計から運用に至るまでを学び、海洋工学の応用分野を網羅的に捉えることができるようになりました。また、自動運行船や企業と連携した実験施設の見学などを通して、ノルウェーの海洋開発の研究規模や産学連携の実態を知り、ノルウェーの海洋産業がその自然や文化に根付いていることを実感しました。親切な先生方と、共に過ごしたメンバーのおかげで、充実した1ヵ月間を送ることができました。関係者の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

大阪公立大学

山邉 晃瑠

応募理由は、技術が進んだノルウェーで海洋開発を学びたいというシンプルなものだったが、1ヶ月間にわたって海洋開発の最先端技術を学び、実際にその現場を目にしたことで、座学からだけでは到底学べない日本が目指すべき海洋開発のあり方を深く理解することができた。特に印象深かったのは、現場で働く電力会社や造船会社の方々から、当事者ならではの問題意識や考え方を直接聞けたことです。こうした「生の声」を技術開発に反映させることが、今後の海洋開発には不可欠だと感じるようになり、将来はそのような技術開発を推進できる人材を目指したいと考えています。

東京大学

田口 新風

主な内容である講義・実地学習は、ノルウェーの船舶海洋工学・産業に関して広く深く学べました。他にも世界遺産の訪問をはじめとしたノルウェーの地理の体験的学習や、大学や分野を超えた仲間との生活を通じた対話など、非常に密度の高い1か月間でした。 自分の興味だった日本と比較したノルウェーの高付加価値船というテーマでも大きな学びを得られたと思います。 このサマースクールでは、生涯活きる豊富な知識・経験・人脈を得られる貴重な体験をさせていただけたと思います。関係者の皆様には感謝の念でいっぱいです。

大阪公立大学

田邊 優希

NTNUでは、海洋先進国であるノルウェーの洋上風力、グリーンシップ、自動運航船やパイプラインの設計について、基本的な理論から学び、実際の開発事例や進行中のプロジェクトを知ることができました。学んだことのない内容が多く、新しい視点でノルウェーでの海洋利用方法を体験できました。また、志の高い仲間と1ヶ月共に過ごす中で、自分の専攻以外の興味深い話を知ることができ、プレゼン力や英語力といった点でも大変良い刺激を受けました。今回の経験を糧により一層頑張ります。関係者の皆様、本当にありがとうございました。

オランダ

ダイジェスト動画

東京大学

斉藤 俊希

学年や研究テーマが異なる生徒や社会人と同じ授業を受け、互いに切磋琢磨しながら課題に取り組むことができました。通常の授業に加え、ワークショップや企業訪問を通じて、自分の研究テーマに加え、洋上風力発電に関する物理的・経済的な内容を学ぶことで、全体像をより深く理解できたと感じております。また、週末には、友人と共にフランス、ベルギー、アムステルダムに旅行し、時には現地の学生とホテルで筋トレや卓球を楽しむこともあり、非常に充実した4週間を過ごすことができました。素晴らしい環境でさまざまなことを吸収し、成長する機会をいただけたことに、心から感謝しています。

早稲田大学

勝田 愛

尊敬できる魅力的な仲間と充実した4週間を過ごし、洋上風力を中心として様々なことを学ぶことができました。座学で知識を得るだけでなく、企業訪問や現場見学などによって実践的にも学ぶことができました。専門分野ではないため、授業の理解や課題に苦しむこともありましたが、仲間と協力して学んだ経験は非常に貴重でした。勉強以外でも毎日筋トレを継続したことや放課後に皆でジェラートを食べに行ったこと、現地の人々とビーチゲームをしたことなどかけがえのない多くの思い出を作ることができました。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

東京大学

城戸 一寿

出国前は私にとって初めての海外経験で不安で一杯でした。しかし、風力発電に関する実践的な授業、最先端を走っている会社の見学、集大成となる発電所建設プロジェクトなど、日本では経験できない数多くのイベントや休日のヨーロッパ観光など、1ヶ月にわたる刺激的な体験の中で楽しく成長することができました。何よりも思い出に残っているのは、友人との共同生活です。頼りになる後輩、素晴らしい同期、優しい社会人に囲まれて走り抜けた1ヶ月は一生忘れられない素晴らしい体験となりました。貴重な機会をありがとうございました。

大阪大学

川島 史也

オランダで過ごした1ヶ月はかなり充実していて自身の成長に繋がりました。これから洋上風力発電の需要が高まっていく中、洋上風力発電に関して様々な側面から学び、また企業訪問を通して最新の動向について知ることができたことは自身のキャリアにプラスになると感じています。また他大学の学生や社会人の方と共に1ヶ月間という長い間学び、また生活できたことは何にも変え難い貴重な経験でした。関わってくださった方々本当にありがとうございました。

東京都立大学

飯島 瑞葉

デルフトで過ごした1ヶ月間は魅力的かつ刺激的なもので、私にとって人生一濃い1ヶ月となりました。洋上風力を様々な観点の講義からインプットし、企業訪問やExcelを使った授業などを通して実際に経験し、アウトプットを行うことができ、洋上風力について広く深く学び、理解することができました。自分の専攻とは異なる分野ではありましたが、先生方のサポートや周りの学生、社会人の方が復習に付き合ってくれ、感謝の思いでいっぱいです。本サマースクールに関わっていただいた皆様、ありがとうございました。

大阪大学

荒木 響太

サマースクールでは、洋上風力発電に関する講義を通じて知識を深め、ウィンドファームの見学やオフショア関連企業の訪問を通して、他では得られない貴重な学びを得ることができました。異なるバックグラウンドを持つ学生と過ごす中で、新たな視点や考え方を学び、大変刺激を受けました。休日には皆で出かけたり、放課後は皆で課題に頭を悩ませたり、たくさんの思い出ができました。専門的で難しい講義もありましたが、毎日が非常に充実しており、濃密な一ヶ月を過ごすことができました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

横浜国立大学大学院

矢能 元気

オランダでの1か月は非常に充実したものでした。DOBでは洋上風車の基礎から最新技術までを、ゲストレクチャーや企業訪問を通じて学び、デルフト工科大学では波力発電や洋上風車基礎部の構造強度に関する専門知識を習得しました。最終プレゼンでは、コスト計算やサイト選定を含む洋上風車ファーム設計に取り組み、持てる知識を最大限に活用しました。大変でしたが、非常にやりがいのある内容でした。また、英語での効果的なプレゼン方法を考える事や、優秀な仲間たちと関わることができ、貴重な経験を積む事ができました。最後に、本プログラムにご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

広島大学

中田 翔悟

サマースクールでは、講義や企業訪問を通じて海洋開発への理解を深めるだけでなく、自分に不足している点を再確認し、自己成長と自信を培う貴重な経験を積むことができました。また、様々なバックグラウンドを持つ学生や社会人の方々との共同生活は非常に楽しく有意義で、自分の視野を広げる機会となりました。さらに、異文化への理解も深まり、将来、国際的に働く上で貴重な経験となりました。このような他にない貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。共に参加した学生や社会人の方々、ご尽力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

九州大学

炭田 洸志

非常に充実した1か月でした。授業では、洋上風力発電に必要な技術を、構造力学や流体力学、経済的な課題、水素利用に至るまで幅広く詳細に学ぶことができました。課外活動では、現地の企業や実験設備、ウィンドファームを見学し、日本では得難い貴重な経験をさせて頂きました。週末には、オランダの芸術作品や食文化、多様な価値観にも触れることができました。異なる環境に適応するのが難しい場面もありましたが、それも自分を大きく成長させる良い機会となりました。プログラムに関わってくださったすべての方々に感謝いたします。

スコットランド

早稲田大学

永積 薫

このサマースクールは、授業や現地企業の訪問から文化体験まで多岐にわたって体験でき、私の人生に大きく影響を与えた1ヶ月でした。授業や企業訪問だけでなく、現地の文化について学ぶことができました。特に、この地域ならではの海洋開発と再エネへの捉え方が印象に残っています。また再生可能エネルギーの最先端の現場で、現地の企業の方々と話すことができたことで、日本で資料で学んでいても見えてこなかった現地の経験を教えていただきました。また、良い仲間と良い時間をともにできました。心からこの体験ができよかったです。

北海道大学

平松 幹浩

自分の専攻は水産学であり、エンジニアリングの部分は、特段詳しいわけではありませんでしたが、この4週間のプログラムとたくましい日本の仲間から知識を大量に吸収しました。また、水産学という視点から議論することで、先生方や他のメンバーに、存在感を示すことができたと感じております。共に海洋を舞台としている水産業と海洋開発であり、共存関係にあることばかりではないですが、水産業と海洋開発の共存を目指して、今後も学問に励みます。最後に、本サマースクールを企画・運営・支援してくださった皆様、そして、共に4週間、再エネについて考えを深め合った仲間に心より感謝申し上げます。

早稲田大学

森川 あおい

サマースクールでは、講義や実験、企業訪問など様々なアプローチで海洋開発に関する知識を深めることができました。中でも洋上風力発電現場の視察は特に印象的でした。現地の学生との観光・スポーツ等の交流を通してスコットランドの文化に触れられたことは、異文化理解と英会話力の向上に繋がりました。また、チームで英語のプレゼンテーションをやり遂げたことは、今後の自信に繋がりました。この度はとても貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。将来、海外を舞台に活躍できる人材となれるよう頑張ります。

秋田大学

小川 誉裕

今回のサマースクールを通して、スコットランドにおける先進的な海洋技術について学ぶ貴重な機会を得ました。特に潮力発電については、実際に小船に乗って現場近くまで行くことができ、写真では伝わらない波の速さや発電機の規模を体感できました。また、普段は交流する機会の少ない、専攻の異なる他大学の学生たちと触れ合うことで、多くの刺激を受けました。これにより、自分もさらに勉学に励まなければならないと感じました。今回の経験は、今後の学びに大いに役立つものとなりました。心より感謝申し上げます。

九州大学

井上 雄介

このスコットランドでは再生可能エネルギー全般を学び実際の施設等を見学する事が出来た。技術的な面はもちろん政策面においても日本と異なった点を有しており、特に環境アセスメントに対する取り組みやエネルギー政策の実行速度の速さには非常に驚いた。また今回参加した学生の専攻分野は非常に幅広く、海洋系に限らず水産技術や再生資源など異なった分野の学生と学ぶ事で異なった視野から物事を考える事ができ、非常に刺激的な学びとなった。このサマースクールで得た経験や価値観を生かし将来の日本社会に貢献していきたいと思う。

北海道大学

浜口 怜子

毎日が充実しており、あっという間の1ヶ月でした。現地での講義や見学を通じて再生可能エネルギーの理解を深めただけでなく、地理的・社会的に欧州とは背景が異なる日本と比較することで日本の再エネ事業の展望についても考察することができました。また一緒に活動したメンバーはそれぞれ専攻や研究分野が異なるため、彼らとの交流を通して自分の専門外の視点に触れ、視野が広がりました。さらに大学の先生方は個性を尊重してくださり、私の趣味であるピアノの話をしたところ卒業式で伴奏させていただくことができ、大変光栄でした。

大阪公立大学

平安名 桂乃子

本サマースクールでは、洋上風力発電や潮力発電、水素といった再生可能エネルギーやCCS、石油・ガス開発など幅広い分野について先進的な技術を学ぶことが出来ました。特に、潮力発電、洋上風力発電を間近で見学出来たことや、ROVの操縦、石油掘削のシミュレーションを体感したことは講義で学ぶ以上のことを学ぶことができ、理解がより深まる貴重な経験となりました。また、それぞれバックグラウンドの異なる志の高い仲間たちに出会い1ヶ月間共に過ごした刺激的な日々はとてもかけがえの無い時間です。この度は、非常に価値のある経験をさせていただき、ありがとうございました。

東京大学

中島 如惟

スコットランドで過ごした4週間は、これまでの人生で最も濃い時間でした。決して大きくはないアバディーンという都市、そしてスコットランドが、脱炭素化の波に乗り、これまでの基幹産業であった北海油田開発から新たな産業に転換しようとする躍動感を目の当たりにし、圧倒されました。洋上風車や潮力・波力発電のテストサイトを間近で見て、現地の職員とお話することができ、刺激的な時間でした。同じ志、興味を持った仲間と異国の地で過ごしたこの4週間は、決して忘れることはなく、一生の糧となると確信しています。

高知大学

深堀 尚

今回のスコットランドでの留学通して再生可能エネルギーだけではなく、スコットランドの文化や歴史など様々なことを学ぶことができました。僕は海外に行くのは今回が初めてで、実際に英語で授業を受けたり、発電所の様子を見に行ったり、日本では経験できないようなことを学ばせてもらったと思います。また共に学んだ学生たちもそれぞれ違う大学、違う専攻であるため様々な角度から物事を考えることができました。この留学の出会いや学びの経験を活かして海洋開発に携える人材になりたいと改めて感じました。

北海道大学

村田 隆元

まずは今回多大なご支援を頂いた日本財団さまはじめ、OIC会員企業の皆様、この度は大変貴重な機会を頂き誠にありがとうございました。スコットランドにおいては多くの無知の知を知れたと思っております。授業を通して、他分野で輝く他の学生との会話を通してはもちろん、よくよく観察してみると生活しているだけでも様々な日本には無いカーボンニュートラルへの取り組みだったり、人々の意識の違いに気付かされました。現在私は進路についてまだ決めかねていますが、今回の学びを必ずや人々の明るい未来の為に役立てようと思います。

広島大学

日浦 拓郎

非常に充実した1か月でした。授業では、洋上風力発電に必要な技術を、構造力学や流体力学、経済的な課題、水素利用に至るまで幅広く詳細に学ぶことができました。課外活動では、現地の企業や実験設備、ウィンドファームを見学し、日本では得難い貴重な経験をさせて頂きました。週末には、オランダの芸術作品や食文化、多様な価値観にも触れることができました。異なる環境に適応するのが難しい場面もありましたが、それも自分を大きく成長させる良い機会となりました。プログラムに関わってくださったすべての方々に感謝いたします。

アメリカ

早稲田大学

山村 和弘

今回の目的は専攻である石油工学と密接に関わる海洋開発分野について、知見を深めることでした。全く事前知識のない船体やサブシーについての授業は始めこそ戸惑いましたが、全て今後の研究活動や将来の糧になると感じました。最も充実していたのは、最終週の企業訪問です。授業で写真しか見たことない洋上プラットフォームやプラントを見学し、改めてこの分野のスケールの大きさを肌で感じることができました。異国の地で12人、1ヶ月の共同生活はこれまでの人生で最も濃密な時間であり、かけがえのない関わりをもつことができました。

東京大学

阪本 賢星

人生で最も濃い1ヶ月を送ることが出来ました。授業では洋上石油に関する知識に加えHSE、プロジェクトマネジメント、CCSなど幅広く学びました。また、画像でしか見た事のなかった石油に関する施設見学では、実際のスケールを体感する貴重な機会となりました。大学でのイベントにも多く参加しました。文化の違いを多く感じ、発見の連続でした。勉強、観光、スポーツ観戦など、新しいことに毎日挑戦できる刺激的で活動的な1ヶ月を過ごせました。この経験を活かし世界でリーダーとして活躍できるようになりたいと感じました。

秋田大学

髙橋 聡太

海洋石油ガス開発において世界トップクラスを誇るテキサスa&m大学の充実した環境で、海洋開発に必要な知識を基礎から学ぶことができる数少ない機会だと思います。また、ヒューストンでの企業見学では、授業で学んだことを実際に見学することでより理解を深めたり、ヒューストンで働く方の生の声が聞けたりして、非常に有意義な体験ができたと感じております。

秋田大学

深澤 城司

石油工学と海洋工学の最先端を学ぶ目的で今回のサマースクールへの参加を希望しました。日本ではあまりメジャーではない分野であるためテキサスA&Mでの授業はどれも興味深いものばかりでした。また授業だけでなく、外に出て実際の掘削現場やCCSプラントを見学させていただいた事も大変貴重な経験となりました。このサマースクールでの経験は将来の自分のキャリアに大きな影響をもたらしてくれると思います。最後に海外で学ぶチャンスを与えてくれた日本財団と我々を温かく迎えてくれたテキサスA&Mの皆様、そして楽しく過ごしてくれたサマースクールメンバーに深く感謝致します。

早稲田大学

鎌田 怜

アメリカでの1ヶ月は非常に濃く、毎日が充実していました。初めは12人での共同生活を心配していましたが、日に日に距離が縮まることが嬉しく、今では11人それぞれを心から尊敬しています。また、日本ではなかなか学べない石油分野でのアメリカの強みやHSE、サブシー工学等の授業を受けることは大変有意義でした。座学で海洋開発の知見を深めた上でのCCSプラント等の見学や企業訪問は非常に刺激的で、今後の展望に繋がる成長の機会となりました。お世話になった先生や学生、関係者の方々、そして11人の仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。

早稲田大学

関口 駿太

私はこのサマースクールが、人生で初めての海外経験でした。Texas A&M大学の講義では、海洋開発をサブシー、プロジェクトマネジメント、HSEなどの多角的な視点から学ぶことができました。事例への考え方が日本とは全く異なることが興味深く非常に面白く、勉強になりました。またヒューストンにて企業見学を行い、業界の現状や今後について肌を通して知りました。これらの経験を通じて、世界を股にかけて活躍するグローバルな技術者になりたい、と強く思いました。この経験を活かし、日々励みたいと思います。

九州大学

山崎 孝太郎

Texas A&M大学での日々の講義やリグ見学、企業訪問など様々なプログラムを通して、自身の将来のキャリアを改めて見つめ直すことが出来ました。特に、海洋開発に携わる方々とお話しする中で、その熱量を肌で感じ、自分もこの業界で働きたいという気持ちがより一層高まりました。この1ヶ月間、私達がプログラムに集中できる最高の環境を準備してくださった日本財団の皆様、A&M大学の講師の方々、現地の学生には感謝しかありません。本当にありがとうございました。

京都大学

松本 朝陽

日本全国から集まった個性豊かなメンバーと異国で寝食を共にしながら学んだこの4週間は本当に楽しくて幸せなものでした。私は当初、今回のサマースクールに海外経験を求めて応募しました。しかし実際には今回のサマースクールは単なる海外経験にはとどまらない、将来を決めていく重要な時期に仲間と共に外の世界を冒険し、お互いの人生を語り合う中で今までの自分を見つめ直し、自分の未来を考える最高の時間となりました。今回のサマースクールに参加できて、私は本当に本当に幸せでした。共に過ごした皆の未来にたくさんの幸せがありますように!!

広島大学

岡本 泰知

アメリカに行った目的は、洋上石油開発に関する知識を深め、海洋開発領域での専門性を広げることでした。企業訪問やTexas A&Mの講師による授業を通じて、最新技術や現場の実態を学びました。また、自分の持つ流体力学の知識がこの分野でかなり活かせることに驚きました。また、4週間を共に過ごした仲間や、現地でお世話になった方々との出会いは非常に貴重であり、一生大切にしたいと思っています。この経験を通して、今後のキャリアについて見つめなおすことができ、さらにグローバルに貢献したいという意欲が高まりました。

北海道大学

佐山 友香

アメリカでのサマースクールは、私にとって初めての海外経験でもあり、海洋工学だけでなく、様々な文化も学ぶことができた4週間となりました。大学では、先生方や研究室の学生たちが温かく迎えてくださり、素敵な出会いがたくさんありました。そして、この4週間を共に過ごした友人たちはそれぞれが個性的で、専門分野も学年も異なる皆と勉強をしたり、たくさんのフィールドワークに行ったりした日々は非常に密度が濃く、一生の宝物になりました。二度とできないような貴重な体験をたくさんさせていただきありがとうございました。

北海道大学

渡部 健人

今回のサマースクールでは、プロジェクトにおけるリスクマネジメントや洋上プラットフォーム、掘削や深海の施設などについて学んだ。これまで学んだことのなかったプロジェクトに対する考え方は新鮮で、今後の人生において適用できる機会は数多くあると感じた。また、洋上プラットフォームなどに関しては、単なる座学だけでなく実際に現場を訪れて見学できたことで、より学びが深まったと感じた。なかでも、今回参加した学生のバックグラウンドは多種多様で、互いに刺激し合いながら成長できたことが特に印象的である。

東京大学大学院

坂井 人夢

人生で最高の1ヶ月でした。初めての海外留学で最初は不安でしたが、授業面も生活面も両方で想像よりもはるかに充実した経験になりました。授業はオフショア工学や石油掘削に関する安全管理を学びました。事前知識がなくても大学の基礎科目の知識だけで理解できるよう丁寧に教えていただきました。生活面も、予想を上回る貴重な経験ばかりでした。特に思い出に残ったことは、CCS施設の見学やクルーズ船への乗船です。いずれも授業で学んだ知識を実際に目で見て確かめて、知識が深まる瞬間に立ち会えました。本当にお世話になりました。

※順不同

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