ニュース

2024年02月13日

学生向けイベント

開催報告

2024年1月27日(土)~28日(日)開催海洋開発現場体験セミナー
海洋科学掘削の舞台裏:地球深部探査船「ちきゅう」を知る2日間

セミナーの目的

今回のセミナーでは、地球深部探査船「ちきゅう」に一泊し、船内の見学をしつつ、掘削を支える技術について学んでもらいます。2020年度以降はオンラインでの実施が続いていたため、実際に船内に宿泊する形での開催は4年ぶりとなります。

「ちきゅう」は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する日本最大の科学掘削船であり、世界最高水準の掘削能力を持っています。2005年に完成し、巨大地震・津波の発生メカニズムや、海底下に住む生命の存在などを明らかにすることを目指してきました。また、新たなエネルギー源として注目されているメタンハイドレートなどの資源調査にも携わっています。

「ちきゅう」に関する講義と船内見学を通して、海洋開発に関する最先端の取り組みや技術について理解を深めること、そして未知とされている課題に取り組む面白さを体感してもらうことを目的としています。

開催概要

主 催 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
協 力 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
開催日時 2024年1月27日(土)~28日(日)
開催場所 静岡県 清水港
※「ちきゅう」船内での開催ですが、船は清水港に2日間停泊した状態であり、出航はしません。
募集人数 20名 ※応募者多数の場合は、書面審査にて選考を行います。
対象者

本セミナーは以下の条件を満たす方を対象にしています。

  • 将来日本において海洋開発に携わることを目指している方
  • 日本国籍の大学生3年、4年、大学院1年生、博士課程に進学予定の大学院2年生
  • 参加について、所属大学の指導教員等からの承諾を受けられる方
  • 利用施設等が定める新型コロナウイルス染症への安全対策に従える方
  • 利用施設が定める服装規定を順守できる方
  • 広報目的でのプログラム風景を含む個人情報をウェブ等での公開に同意できる方
  • オーシャンイノベーションフェローアルムナイ(同窓会)の活動に参加できる方
  • 年1回実施する「就職先・進学先アンケート(匿名)」に回答できる方
  • 終了後2週間以内に所定の書式にてアンケートを提出できる方
  • 以下の禁止事項に同意できる方
    • 広告・宣伝などの営業活動もしくは営利を目的とする行為、又はその準備を目的とする行為
    • 特定の宗教による布教活動もしくは選挙協力を依頼する行為
    • その他、法律、法令もしくは条例に違反する行為、又はその恐れのある行為
注意事項

「ちきゅう」に乗船するにあたり、JAMSTECが指定する注意事項に同意する必要があります。また、健康状態について医療申告書を提出する必要があります。これらは、参加が決定した方には後日必要書類を送ります。

以下に当てはまる方は、ご参加できません。

  • セミナー当日に発熱等の風邪症状がみられる方
  • 骨折している方(船内において自力でタラップを登っていただく必要があるため)
応募期間 2023年11月22日(水)23:59まで
募集終了しました
結果通知 2023年11月28日(火)
参加費 無料
奨学金 旅費の補助を目的とした奨学金を支給します。支給額には上限があります。

  • 参加費は無料です。
  • セミナー参加中の受講費、移動費、宿泊費、食費などは原則主催者が負担します。
  • 希望者には、下記表の規定に基づき旅費・交通費の一部を定額で補助します。
  • 自宅から集合場所、解散場所から自宅までの交通、前泊・後泊の宿泊先(遠方にお住まいで必要な方のみ)は参加者ご自身で手配してください。
  • 奨学金は、セミナー終了後のアンケート回答が確認された後、約1か月後に参加者本人名義の金融機関へ振込みます。

大学所在(都道府県別) 支給額
※清水駅を到着地・出発地とする
※(遠方の方は)前泊、あるいは前泊及び
後泊分の宿泊費を含む
静岡県 6,000
茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県 10,000
山梨県、長野県、岐阜県、三重県 15,000
栃木県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県 20,000
群馬県、奈良県、和歌山県 25,000
福井県 30,000
福島県 35,000
山形県、新潟県、富山県、石川県、岡山県、香川県 40,000
岩手県 45,000
宮城県、山口県 50,000
青森県、広島県 55,000
島根県 60,000
徳島県 65,000
熊本県 70,000
福岡県、大分県 80,000
鳥取県 85,000
北海道、愛媛県、鹿児島県 90,000
秋田県、高知県、長崎県 95,000
佐賀県、宮崎県、沖縄県 100,000
参加に際し準備していただくもの
  • 学生証、運転免許証、パスポートなどの写真付き身分証(本人確認に必要です。忘れると例外なく参加できません)
  • 健康保険証
  • 運動靴(ヒールのある靴は不可)
  • 長ズボン(汚れても良い、動きやすい服装でお越しください)
  • 長袖の上着、セーター等防寒着(船内の室温は低めです)
  • レインコート
  • 筆記用具
  • ポケットに入るサイズのノート
  • 石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ等アメニティ(バスタオルは部屋にあります)
  • 部屋着、室内履き、ドライヤー(必要に応じて)
  • 時計:居室に時計は設置されていません(必要に応じて)
  • 酔い止め(必要に応じて)

※本セミナー参加にあたり、スーツを持参する必要はありません。
※アルコール、危険物の持込は厳禁です。
※落下防止の為、見学時にカメラ(携帯電話付属含む)を使用される場合は必ず首から下げることのできるストラップ等を付けて下さい

応募方法
過去の開催報告

スケジュール

※現時点での予定であり、内容や時間は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。

  • 12月上旬

    日本財団から参加に必要な書類一式を参加者の自宅宛に送付します。
    各自で書類を準備し、期限までに指定の宛先に提出してください。

    提出期限:12月15日必着

    提出先:
    〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル
    公益財団法人 日本財団 海洋事業部 小嶋宛

    提出書類:
    ①「ちきゅう」乗船同意書
    ②個人医療申告書
  • 1日目
    1月27日(土)

    10:20
    JR清水駅東口に集合・バスで移動
    参考:東京駅から8:27発「こだま709号」に乗り静岡駅乗り換えで、清水駅に10:15に到着します
    10:55
    「ちきゅう」乗船
    11:15-11:55
    ・安全講習、船内生活の注意事項
    ・プログラムについての説明
    12:05-12:55
    昼食
    13:00-14:00
    イントロダクション
    14:00-15:00
    講義1:海洋科学掘削とは
    15:15-16:15
    講義2:海洋調査にかかわる仕事の紹介
    16:15-17:35
    船内見学1:船橋、ヘリデッキ、ラボの見学
    17:35-18:15
    夕食
    18:15-19:00
    自由時間 ※適宜入浴等
    19:05-21:35
    サイエンスカフェ
    JAMSTEC研究者と参加学生との交流タイム
  • 2日目
    1月28日(日)

    5:00-7:00
    朝食
    7:15-8:00
    講義3:「ちきゅう」に関わる技術の紹介
    8:10-9:50
    船内見学2:ムーンプール、ライザーパイプ、機関室
    9:50-10:20
    避難訓練
    10:20-10:50
    船内見学3:岸壁から船体解説(船首から船尾へ)
    10:50-12:15
    船内見学4:コアカッティングエリア、リグフロア、シェールシェーカー、マッドポンプ
    12:15-13:00
    昼食
    13:30-14:30
    まとめ、修了式
    履修証明書を授与します
    14:30-15:00
    質問タイム
    15:00
    「ちきゅう」下船
    15:30
    JR清水駅前解散
  • セミナー
    終了後
    2週間以内

    アンケートに回答する



  • セミナー
    終了から
    約1か月後

    奨学金が振り込まれる

参加学生の体験談

東京海洋大学

惟村晴太郎

私は深海底のさらに下の世界に広がる微生物ワールド「海底下生命圏」の存在に興味を抱き、その研究がどのようにして行われているのか、実際の現場を見たいという思いから、本セミナーに応募しました。本物のちきゅうを目の前にした時は、その大きさと迫力に目を奪われました。本船の象徴ともいえるやぐらやラボエリア、エンジンルームなど、様々な場所を見学することができ、胸が躍るような感覚でした。また、船内にて電力・水・ガスを調達・供給し、陸上環境と何ら変わらない空間を実現しており、まるで一つの大きな島のように感じました。1泊2日という短い時間でしたが非常に楽しく刺激的な時間を過ごすことができました。

秋田大学

岡本蒼

東海道新幹線の車窓からの景色は富士山だけではありません、地球深部探査船「ちきゅう」もあります!私たちのいるこの惑星にはまだまだ未知のことが隠されています。特に日本は地震が多発する国です。そのそのようなあらゆる事象を一つずつ科学と工学を掛け合わせて解決していくのが「ちきゅう」です。その解決のためにやりくりされるサイエンティストとドリリングエンジニアのドラマの一部を見れた気がします。本セミナーには日本全国津々浦々から学生が集結しており、専攻が異なる方々とグループワークをします。短期間で与えられた課題を論理的に考えグループとして一つの解を導くことは難しい反面、とても刺激的なものでもありました。

京都外国語大学

梶山広大

地球深部探査船「ちきゅう」が取り組むミッションを、海洋掘削の技術や現場で働く人たちから学べる贅沢な体験でした。その中で、実際に乗船して分かったちきゅうの価値は、日本のサイエンスの発展のために前例のないミッションに挑戦する果敢な姿勢にあると実感しました。そして、グループを組んで議論し合ったサイエンスカフェでは、答えのない問いに対して、分かっている情報からしっかり理屈を考えて最適解を導くことが大切なのだと教わりました。私を含む参加した全ての学生が、本セミナーを通じてちきゅうの技術力と研究活動を知り、何といっても可能性溢れる日本の海に魅力を感じています。

長崎大学

橋本美空

本セミナーでは、ちきゅうの魅力に加えて、海洋開発や掘削のこれまでとこれからをぎゅっと濃縮して知れる2日間でした。サイエンスカフェでは、海洋開発に興味を持った個性あふれる学生メンバーとのディスカッションがすごく楽しかったです。私は機械工学専攻ですが、海洋開発に興味があったので応募しました。本セミナーに参加すると、初めて聞くこと学ぶことも沢山あり、さらにもっと知りたい分野、自分の研究分野に取り入れたいと思う学びや視点が必ず生まれると思います。ちきゅうでの貴重な機会をありがとうございました!

九州大学

坂井人夢

1番の思い出は、班対抗のグループワークである。海底資源探査や船内作業効率化に関するケースワークに参加者同士で真剣に考えて向き合った。この体験で最も良かったのは、一人一人が個性を出して、他の参加者を否定せずに一通りの着地点に到達した部分である。実際に、例えば私の班では細胞分析を専攻する学生はいなかったが、それぞれが事前に見学した説明を思い出し、互いに協力し合った結果、成功と呼べる体裁を整えた。この体験を通して、馴染みのない課題に対してチームで動く事の難しさが勉強になったし、また逆に、知らない者同士であっても、適切な協力を踏めば目標は達成出来るという一つの成功事例を肌身で学ぶことができた。

広島大学

阪本愛

 本セミナーによって、ちきゅうが単に海洋科学掘削の現場であるだけでなく、それによって前人未到を達成し、私たちの未来を切り拓く存在なのだということに気付かされました。海底下7000mの世界に挑むため、掘削技術者、船長、甲板部、機関部、司厨部、乗船研究者、そのサポートをする技術員らすべてが協力し、新たな発想と技術を集結させ、巨大地震発生メカニズム、生命の起源、過去と未来の地球環境、さらには海洋資源開発にまつわる大きな発見と成果を挙げてきたのだということを改めて感じることが出来ました。現場で活躍されている皆さまの言葉には、そのために尽力してきたのだという情熱とプライドが詰まっているように思いました。

秋田大学

三浦康平

本セミナーでは地球掘削船ちきゅうに乗船し,海洋科学掘削に関する講義,サイエンスカフェ,船内見学をとおして海洋掘削について深く学ぶことができました.サイエンスカフェでは,船上作業の簡略版をグループワークとして模擬体験し,現場の方からフィードバックをいただきながら,海洋掘削の理解を深めることができました.現場見学では掘削に用いる機材や作業環境を間近で見学し,作業に必要な機材,魅力,難しさについて垣間見ることができました.また,テキストのみでは知り得ない知識を得ることができ,貴重な経験となりました.

九州大学

山口慎太郎

私は本セミナーで予測の重要性を学びました。サイエンスカフェで行ったグループワークでは、未知の課題に対し、メンバー全員が限られた時間で研究者の方々に話を聞き考えながら、意見をまとめ発表をするという難しい挑戦をしました。ちきゅうでの研究や探査においても、研究者やエンジニアの方々が目的のために筋道を立てて限られた期間で条件を踏みながら綿密に計画を立てています。少しではありましたが、その取り組みに触れ体験できたことは貴重な体験でした。

日本大学

山本朱音

本セミナーは、ちきゅうという世界屈指の海洋調査船の船内を見学し、泊まることができる、大変貴重な機会であり、多くの学びがありました。船内見学では、実際にちきゅうで作業をされている方々に直接話を聞くことができ、現場でどのように作業をされているかを肌で感じることができました。宿泊に関しては、短い期間でありますが、研究者たちの生活を疑似体験することができ、大変刺激的で充実していました。今後も海洋研究に関わっていきたいという思いを強くさせてくれる、有意義な経験でした。ありがとうございました。

東京都市大学

酒井司咲

今の分野に進んだきっかけが地球深部探査船「ちきゅう」だったため、今回ちきゅうに乗船し実際に研究がどのような場所で行われているか、船上で研究者や技術者の方々がどのように生活しているのか体験することができてとても刺激的でした。また、参加者のみなさんが面白い方ばかりでナイトミッションでの意見交換が特に楽しかったです!一般公開では入れない場所を見学できたり、研究者の方とも直接お話しすることができたりと貴重な体験を沢山できました。

高知大学

小山内彩

私はIODP船舶として運用されている、ちきゅうの掘削に係る技術について関心があり本セミナーに参加しました。実際に船内を見学し、海洋科学掘削について直感的に理解を深めることができました。さらに海洋科学掘削の歴史と技術の講義や、設問に悪戦苦闘したサイエンスカフェと、1泊2日という短い間でしたがぎゅっと凝縮された濃い経験を得ることができたと感じています。また、サイエンスカフェ等で他分野の学生の方と交流することができ今後の研究活動の励みになりました。今回は貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

電気通信大学

松本拓真

静岡で生まれ育った私は、物心ついたときからちきゅうを見て育ちました。普段は全く関係のない通信について学んでいますが、「ずっと外から見たちきゅうを中から見たい!」という興味だけで応募させて頂きました。セミナーでの体験は一般公開以上であることは勿論、本セミナーだからこそ知ることのできた・見ることのできたものばかりです。特にたくさんの乗組員の方々に直接質問やお話させて頂けたのは本当に貴重な体験でした。どんな分野の学生でも、この頁を見に来ている位なら絶対に楽しめる・学びになる内容ばかり。また他分野の学生との交流で得られた学び・できた友人もありました。無線をやってるあなたも!ちきゅう甲板には実はーーー!

東京大学

上野大地

ちきゅうは滅多に乗船できない船で、中を探検することが長年の夢でしたので、それが叶いとても嬉しかったです。また、船内施設の案内に留まらず、夜はJAMSTEC職員の方直々考案のお題目でグループワークを行うなど、非常に充実したプランでした。人との交流も積極的に行うチャンスがあり、今後の活動に生きていくこと間違いなしです。

広島大学

清原愛

「ちきゅうの成果」として発表されるプレスリリースには,ちきゅうの卓越した技術を開発・運用する数多くの技術者の存在が不可欠であると学ぶことが出来ました。大きな船体に反して求められる緻密な制御と,研究船に要求される前人未踏の難条件を乗り越え続ける技術者の努力の積み重ねが,ちきゅうを特別な船にしていると知りました。また,掘削手法により異なる限界や費用を学び,水深や金額を,意味を含んだ数字として捉えられるようになりました。これから「ちきゅう」のプレスリリースを,ちきゅうに関わる乗組員の皆様の顔を思い浮かべながら,これまでとは違った気持ちで読めることを嬉しく思います。貴重な経験をありがとうございました。

東京大学

中井香里

世界でも有数の海底掘削船である「ちきゅう」に乗船する貴重な機会を頂き、ありがとうございます。船内見学や「ちきゅう」が活躍した研究プロジェクトなどの講義はとても面白く、濃い二日間を過ごしました。特に震源地のコア試料を実際に見たり、検層データの解析を参加者の方と一緒に考えたり、とても楽しく学ぶことができました。また船内見学では、その大きな船体や動力を生み出すエンジン室や船内とは思えないほど充実したラボ、ブリッジ(操舵室)から見える景色に感動し、「ちきゅう」の航海に思いをはせてしまいました。

東京大学

中尾俊介

海洋開発現場体験セミナー 地球深部探査船「ちきゅう」を知る2日間は,船の操船や掘削といった運用を行う技術者の方から,得られた成果を分析し社会へ還元する研究者の方まで,様々な方からお話を伺うことができる充実の二日間でした。また,世界最高峰と言われる掘削船の細部まで詳しく学び,見ることができる貴重な機会でした。本セミナーを通して,海洋大国である日本のフロンティアに挑む海洋開発の分野に取り組みたいという気持ちが一層強まりました。

早稲田大学

中野晃希

海洋石油開発を学ぶ中で、掘削船に興味を持ち、このプログラムに参加しました。ちきゅうが保有するライザー掘削について、現物のパイプや泥水処理設備も見学させて頂き、詳しく学ぶことができました。また、ドリルビットや防噴装置について、専門技術者の方から丁寧に教えて頂き、実用的な学びの多い2日間でした。ちきゅうは東日本大震災の大津波の要因である粘土層を突き止めた実績があり、今後も世界の海洋科学掘削を牽引していきます。今回は、実際にちきゅうのプロジェクトで生じた問題を協力して考えるなどをし、全国の学生から良い刺激もたくさんもらいました。このような貴重な機会を提供して頂いた関係者の皆様に深く感謝致します。

筑波大学

福永拓真

今回、高校生の頃から興味のあったこのプログラムに参加できて良かったです。実際にちきゅうを見たのは初めてで、想像よりも大きくて驚きました。コアを取って分析するために沢山の設備が揃っており、船というよりは海に浮かぶ大きな研究施設という印象でした。ちきゅうだけの設備が多く、維持が大変だとか人員交代はヘリコプターで行うなどの特有の事情はとても印象的でした。参加者みなさんやる気に満ち溢れ、コミュニケーションに積極的な人が多かったので、すぐ馴染めて良かったです。私は地球科学系ですが、工学、生物、語学系など、分野は違えど海や海底に関心がある人ばかりで、様々なお話ができてとても刺激となりました。

弘前大学

福田公平

この度は貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。同じ分野を志す仲間との時間もとても楽しかったですし、憧れていた掘削船「ちきゅう」の内部に実際に潜入し、様々な仕事の様子や構造を自分の目で見ることが出来、とても興味深く刺激的な2日間でした。特に掘削の運転席を実際に見学した時はここが研究の最前線を後押ししている場所なんだなと感慨深くなりました。短い時間でしたがたくさんのことを学び、知ることが出来ました。今後の自分の進路選択や研究テーマ選びなど様々な場面でこの経験が生きてくると思っています。 今度はしんかい6500にも乗ってみたいです!

名古屋大学

堀江正陽

私は以前から研究室のメンバーや指導教官から掘削科学に関する話を聞いていて、「ちきゅう」に興味をもち本セミナーに応募した。船内見学や講義では「ちきゅう」に備わる大規模な作業設備や独自の掘削方法に驚くばかりで、1日目夜のグループワークでは参加者同士で掘削計画について熱く議論し、打ち解けることができた。ちきゅうの乗組員の方も非常に優しく和気あいあいとしていて、掘削成功の裏には技術者、研究者同士の親密なコミュニケーションがあるのかもしれないと感動した。1泊2日と短い期間だったが、体験するものすべてが新鮮で刺激的だった。

九州大学

簑田康平

このセミナーでは、研究者やクルーの方々と一泊二日の生活を共にしながら、「ちきゅう」を知る最高の機会です。実際に国家規模で行われる調査の内容を、物理学的、化学的、生物学的、さまざまな側面から理解することができます。研究者、クルー、同志たちから刺激を受けることができて改めて自分の将来を考えることができました。漠然と船や海洋工学、海底探査に興味がある方は間違いなく参加するべきだと思います。

※順不同

お問い合わせ

事務局 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局

専用フォームから、お問い合わせください。

お問い合わせフォーム