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お知らせ

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2019/7/22
【募集終了】
2019年9月28(土)-29日(日)開催 地球深部探査船「ちきゅう」を知りつくそう!


「ちきゅう」(提供:JAMSTEC) 


【目的】
 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、海洋開発に関連する講義と現場視察を組み合わせたセミナー等を実施しています。
今回のセミナーで、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の保有する、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする掘削船「ちきゅう」を活用した研究や、掘削を支える技術を講義と見学両方から学び、理解を深めることを目的として実施します。

【主催】
 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム

【特別協力】
海洋研究開発機構(JAMSTEC)

【実施期間】
2019年9月28(土)-29日(日)※1泊2日

【開催場所】
静岡県 清水港

【対象者】
海洋開発の分野において、将来活躍することを目指している方で、以下の条件を全て満たす方。
・本セミナー終了後、海洋開発分野において、活躍する意志および可能性がある方。
・応募時点で日本国内の大学・大学院に在籍している日本国籍の学生。
・応募時点で日本国内の大学・大学院に在籍している大学生~修士1年生。

【定員】
30人※応募者多数の場合は、書面審査にて選考を行います。

【参加条件】 
・本事業の広報の為、プログラム風景を含む個人情報をWeb等にて公開することについて、同意していただきます。
・本セミナー終了後10月6日(日)23:59までに所定の書式にてアンケートを提出していただきます。
・乗船に係る注意事項について、同意して頂くことができる方。
乗船に係る注意事項(必ずお読みください)

【参加費】
 2,601円 (宿泊費)
※当日JAMSTECにお支払い頂きます。お釣りの用意はありません。
※参加者には旅費が別途支給されます。詳細はこのページ下部の支給基準をご参照ください。

【参加に際し準備していただくもの】 
・学生証、運転免許証、パスポートなどの写真付き身分証(本人確認に必要です。忘れると例外なく参加できません)
・健康保険証
・運動靴(ヒールのある靴は不可)
・長ズボン(汚れても良い、動きやすい服装でお越しください)
・長袖の上着、セーター等防寒着(船内の室温は低めです)
・レインコート
・筆記用具
・ポケットに入るサイズのノート
・石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ、等アメニティ(バスタオルは部屋にあります)
・部屋着、室内履き、ドライヤー(必要に応じて)
・時計:居室に時計は設置されていません(必要に応じて)
・酔い止め(必要に応じて)
※本セミナー参加にあたり、スーツを持参する必要はありません。
※アルコール、危険物の持込は厳禁です。
※落下防止の為、見学時にカメラ(携帯電話付属含む)を使用される場合は必ず首から下げることのできるストラップ等を付けて下さい


【プログラム】*研修内容や時間は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
9月28日(土)
10:20 JR清水駅東口に集合・バスで移動
参考:東京駅から8:26発「こだま639号」に乗り静岡駅乗り換えで清水駅に10:15に到着します
10:55 「ちきゅう」乗船
11:15-11:55 安全講習、船内生活の注意事項
12:05-12:55 昼食
13:00-14:30 イントロダクション
14:45-16:15 講義:海洋掘削とは
16:15-17:15 見学:船橋、ヘリデッキ、ラボ
17:15-18:00 夕食
18:45-21:15 サイエンスカフェ
JAMSTEC研究者と参加学生との交流タイム
9月29日(日)
5:00-7:00 朝食
7:30-8:15 講義:「ちきゅう」に関わる技術の紹介
8:25-9:50 見学:ドリルフロア、シェールシェーカー、マッドポンプ
10:50-12:15 見学:ムーンプール、機関室、ライザーラック
12:15-13:00 昼食
13:15-14:15 講義:「ちきゅう」による研究成果の紹介
14:15- まとめ、修了式
履修証明書を授与します
16:00 「ちきゅう」下船・バスで移動
16:30 JR清水駅前解散

【2018年9月参加学生の体験談】※学年は参加当時のものです

朝倉 ゆかり (東京海洋大学 学部1年)
 私はメタンハイドレート開発に関心があり、「ちきゅう」がメタンハイドレートの海洋産出試験に使われたため、研究掘削船の仕組みや規模、掘削システムについて現場を見たいと思い参加しました。本セミナーの存在は以前から知っており、大学進学後には参加したいと思っていたため、今回参加できてとても嬉しく思います。
 セミナーではまず、「ちきゅう」の概要について、講義と船内見学により、ドリルフロアやライザーパイプ等のデッキ部分から、研究区画やライザーシステムの特徴である泥水循環システム、そして調査航海を支える屋台骨でもある機関室や船橋など、一般公開では見られないような箇所までじっくりと見て学ぶことができました。
 ライザー掘削システムや検層について概略は知っていましたが、実際に目にしてみるととても大きく、海洋開発のスケールの大きさを垣間見ることができました。また、「ちきゅう」についてだけでなく、日本マントル・クエスト様からはちきゅうの運用について、マリン・ワーク・ジャパン様からは研究者をサポートするラボテクニシャンなどの存在についてお話を伺い、様々な企業が連携したくさんのスタッフによって研究航海が支えられていることを実感しました。
 最も楽しかったのはサイエンスカフェでの「ちきゅう」クイズです。当初の予定では研究者との交流と書かれていたため、クイズに拍子抜けしましたが想像以上に面白かったです。それまでセミナーで得た「ちきゅう」の知識を使い、学生でチームを組んで議論し、CDEX・MQJ・MWJの方々の助言も受けながら意見をまとめて発表をします。海洋という共通の関心をもつ学生同士で交流できたことも収穫の一つでした。 なにより、CDEXセンター長による解説とNanTroSEIZEへの熱意のこもったお話が強く印象に残っています。
 今回の宿泊付きのセミナーを通じて、大規模な調査船での研究生活のイメージをつかむ事ができました。日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは他にも多様なセミナーや支援があることを知りましたので、今後も積極的に活用し、日本の海洋開発に貢献できる人材を目指したいと思います。
 最後になりますが、台風が迫る中、ほぼ予定通りにセミナーを開催してくださった関係者の方々へ感謝を申し上げます。


田名部 大智 (早稲田大学 学部4年)
 今回の「ちきゅう」セミナーに参加させていただき、大変貴重かつ有意義な経験をさせていただきました。
 私は石油工学を専攻しており、将来は海洋石油開発の分野で働きたいと思っています。このセミナーに関しては、メタンハイドレート産出試験を行った地球深部探査船「ちきゅう」の特別見学をはじめとする多彩なカリキュラムに魅力を感じ、参加しようと思いました。 セミナーを通して、自分の専攻する分野への理解が深まっただけでなく、全く知らなかった分野についてもたくさんのことを学ぶことができたと思います。石油について専攻しているため掘削については大学で既にある程度は学んでいましたが、海洋掘削で用いるライザーパイプや、それに対する工夫については知らないことが多く、大変勉強になりました。 また、船舶の制御や地質学についての話は普段触れることのない分野ということもあり大変興味深く感じました。
 巨大な船体を定位置に保持するシステムだとか、深海から採取したコア試料を適切に処理・分析するための設備や機器など、非常な高度な技術によってなされていて、ただただ驚嘆するばかりでした。
 そして、実際に「ちきゅう」を見学し、宿泊し、交流した中で感じたのは、この船のすばらしいところは高い技術力だけでなく、それを支える乗組員の方なのだということです。「ちきゅう」には様々な役割を持つ人が乗っていることが分かりました。そしてその一人ひとりが重要な役割を担っていて、この「ちきゅう」での大規模なプロジェクトを引っ張っていっているのだと感じました。
 同時に、船上で長期にわたって共同生活するには、このクルーの皆さんのような高い人間力が大事なのだということも分かりました。
 このセミナーでは「ちきゅう」の技術、それを支えるクルーのことだけでなく、私と同じく将来の海洋開発を志す仲間が熱い思いを持っているということも分かりました。より一層勉強に励み、海洋開発に貢献できるような人材になりたいと思います。
 最後になりますが、今回のセミナーを企画・協力してくださった日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム様、JAMSTEC様、そして乗組員の皆さん、貴重な体験をありがとうございました。





高橋 奏美 (大阪大学 学部4年)
 「ちきゅう」がどのような目的で建造され、どのように運用されてきたか、ほとんど予備知識を持たないまま私は参加しました。
 まず、バスで停泊中の「ちきゅう」の下まで行ったとき、その大きさに圧倒されました。あとで船の中で聞いた話ですが、あの高い櫓はレインボーブリッジの下も通れないそうです。講義やサイエンスラボでの「ちきゅう」クイズ、船内見学中に、「ちきゅう」に携わる様々な方にお話を伺い、海底掘削や、ちきゅうについてたくさんの知識を得ることができました。予備知識がないおかげで、私には見るもの聞くもの全て新鮮で興味深い経験になりました。
 講義で得た情報から自分で想像したものと、実際に現場で見た実物は違います。やはり実物はスケールが大きいです。ドリルビットやライザーパイプの大きいこと。これだけ大きなものを扱うのは大変な危険が伴うのだろうと感じました。安全性の大切さ、システムの冗長性がなぜ大切かよくわかりました。
 また、お話を聞いたり、実際物を見たりして疑問に思ったことや分からなかったことは、その場ですぐに質問でき、どの質問も丁寧に答えていただきました。「ちきゅう」で働く方々はさすがプロフェッショナルだと思いました。私も将来はそんな風に働きたいと強い憧れを抱きました。「ちきゅう」で働く方々に実際に使われているものを見せていただいて、心に残る貴重な体験ができました。
 次の航海の準備の最中、台風も来て大変なときに、セミナーを開催していただきました。遠方から思い切って参加して本当に良かったです。


【旅費支給】 「ちきゅう見学セミナー(現場体験セミナー) 支給基準」に基づき、旅費が支給されます。
大学所在
都道府県別
支給額
往復
北海道、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
50,000円
青森県、秋田県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 35,000円
岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、富山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、高知県、愛媛県 30,000円
石川県、福井県、長野県、和歌山県
20,000円
茨城県、栃木県、群馬県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県 15,000円
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県 10,000円
静岡県
3,000円



【参考情報】
2018年9月体験談
2018年3月体験談
2017年体験談


<問い合わせ>※大学名、氏名の記載がないメールには返信いたしかねます
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局 
TEL: (03) 6229-2611 / FAX (03) 6229-2626
E-mail: ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp

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