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2024年07月15日

学生向けイベント

参加者募集中

2025年9月7日(日)〜10日(水)開催 洋上風力とゼロエミの最前線を体験する4日間

イベントの目的

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(以下、OIC)では、将来の海洋開発産業を支える次世代人材の育成を目的に、理工系の大学生を対象とした専門性の高い研修プログラムを実施しています。

地球温暖化対策が世界的な課題となる中、海洋分野では今まさに大きなエネルギー転換が進行しています。
船舶・海運業界では、温室効果ガスを排出しないゼロエミッション船の開発や、水素・アンモニア・LNGといった次世代燃料の導入が加速しており、さらに、発電分野においては洋上風力発電が再生可能エネルギーの中核として急速に注目を集めています。
輸送と発電の両面から、ゼロエミッションを実現するための革新的な取り組みが、現場の最前線で着実に進んでいるのです。

このような海洋エネルギー変革の現場を、実際に“見て・乗って・感じる”ことができるのが、本プログラム「Ride the Green Edge」です。
4日間の研修を通じて、以下のような学びと体験を提供します:

  • 初日は広島県・鞆の浦に集合し、東京大学 鈴木英之先生による洋上風力に関する特別講義を受講。美しい港町で、次世代エネルギーについての視座を広げます。
  • 2日目は、本瓦造船およびツネイシクラフトを訪問し、水素燃料船「HANARIA」に関する講義の後、HANARIAへの乗船体験と技術者との交流会を行います。
  • 3日目は、若松港からチャーター船で実際の洋上風車を視察し、海上インフラと再エネの融合を体感します。
  • 最終日は、新燃料船含む特殊船舶の建造で実績のある三菱造船株式会社下関造船所を見学し、造船の最先端に触れる予定です。
講義で学び、現場で感じ、海の未来を考える4日間。
ゼロエミッションへの挑戦を体感し、「緑の最先端=Green Edge」に乗り出してみませんか?

注目!研修乗船船「HANARIA」がシップ・オブ・ザ・イヤー2024を受賞

日本財団ゼロエミッション船プロジェクトの一環として開発され、本研修で乗船・講義を行う次世代エネルギー船「HANARIA」が、
2024年5月に公益社団法人 日本船舶海洋工学会より「シップ・オブ・ザ・イヤー2024」に選出されました。

HANARIAは、水素燃料電池・リチウムイオン電池・バイオディーゼル燃料という3種類のエネルギーから動作モードを選択できる世界初のシステムを搭載し、脱炭素化と船舶技術の最前線を象徴する革新的な船舶として高く評価されました。

開催概要

主 催 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
一般社団法人 日本中小型造船工業会
対象者

本セミナーは以下の条件を満たす方を対象にしています。

  • セミナー参加時点で大学3年生〜修士1年生の方
  • 海洋開発分野において、活躍する意志がある方
  • 利用施設等が定める安全対策に従える方
  • 応募時点で日本国内の大学・大学院に在籍している日本国籍の学生
  • セミナーの広報の為、プログラム風景を含む個人情報をウェブ等にて公開することについて同意できる方
  • セミナー終了後2週間以内に所定の書式にてアンケートを提出できる方
  • オーシャンイノベーションフェローアルムナイ(同窓会)の活動に参加できる方
  • 年1回実施する「就職先・進学先アンケート(匿名)」に回答できる方
  • 以下の禁止事項に同意できる方
    • 広告・宣伝などの営業活動もしくは営利を目的とする行為、又はその準備を目的とする行為
    • 特定の宗教による布教活動もしくは選挙協力を依頼する行為
    • その他、法律、法令もしくは条例に違反する行為、又はその恐れのある行為
参加費 無料
定員 12名/回
持ち物 1)帯電防止安全靴
2)帯電防止服
3)ヘルメット
※上記3点は日本財団で準備します。
参加に際しての服装 アウトドア用の動きやすい服装で参加ください。
研修中の食事 研修期間中の食事は、原則主催者にて負担します。
募集期間及び締切 2025年7月15日~7月30日
結果通知 2025年8月5日(予定)
応募方法
開催日程・スケジュール ※このスケジュールは現時点のものであり、予告なく変更する可能性があります。

2025年9月7日(日)〜10日(水)

奨学金 旅費の補助を目的とした奨学金を支給します。支給額には上限があります。

  • この奨学金は、プログラムを修了した方に支給します。研修の一部のみ参加の方は、奨学金支給対象外です。
  • 下記表の規定に基づき旅費・交通費の一部を定額で補助します。
  • 自宅から集合場所、解散場所から自宅までの交通は参加者ご自身で手配してください。
  • 奨学金は、セミナー終了後のアンケート回答が確認された後に参加者本人名義の金融機関へ振込みます。

大学所在(都道府県別) 旅費(往復)
大分県 18,000
山口県 19,000
京都府、兵庫県、和歌山県、大阪府、奈良県、広島県、滋賀県 20,000
佐賀県、岡山県、徳島県、福岡県、香川県、鳥取県 22,000
岐阜県 23,000
島根県、熊本県、福井県 24,000
三重県 25,000
愛媛県、愛知県、石川県、高知県 27,000
宮崎県 30,000
長崎県 31,000
静岡県 35,000
鹿児島県 38,000
千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県 40,000
山梨県、栃木県、群馬県、長野県、茨城県 42,000
新潟県 48,000
宮城県、山形県、沖縄県、福島県 50,000
北海道、岩手県、秋田県、青森県 60,000

よくある質問(FAQ)

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Q1. 交通費や宿泊費は自己負担ですか?

宿泊費は、全日程分を主催者が負担します。また、研修開始から終了までの移動(集合後の行程内移動)については主催者が手配します。

一方で、自宅から集合場所まで・解散場所から自宅までの交通費は、参加者ご自身で手配・ご負担いただいたうえで、地域に応じた定額の奨学金を支給します。詳細は参加決定後にご案内いたします。

Q2. 食費はどうなりますか?

原則として、朝食・昼食・夕食のうち、主催者が指定する食事は提供されますが、一部自由食となる時間帯もあります。

Q3. 服装や持ち物に指定はありますか?

見学・乗船・移動に適した動きやすい服装と歩きやすい靴をご用意ください。
なお、NOA Trainingなど一部プログラムでは、特別な装備が必要となりますが、これらはすべて主催者側で準備します。

Q4. 応募できるのは大学生だけですか?

原則として、大学(学部・修士課程)に在籍する理工系学生が対象ですが、高専4・5年生や専攻科生も歓迎します。

Q5. 学年制限はありますか?

主に学部2〜4年生および修士1年生を想定していますが、それ以外の学年でも応募は可能です。

Q6. 理工系の中でも、特にどの分野が歓迎されますか?

海事・機械・電気・電子・エネルギー・環境・化学工学・建設など、海洋やエネルギーに関心のある方であれば、分野は問いません。

Q7. 応募には推薦書や成績証明書が必要ですか?

推薦書や成績証明書は不要ですが、所属大学の指導教員等から参加の了承を得た上でご応募ください。

Q8. 応募フォームにはどのような内容を記入しますか?

志望動機や興味のあるテーマ、これまでの学習・研究経験などを記入していただきます。形式はオンラインフォームです。

Q9. 英語力は必要ですか?

プログラムはすべて日本語で実施されますので、英語力は問いません。

Q10. 現地ではグループ行動ですか?

はい。基本的に、バス・船などでの移動も含め、全員でのグループ行動となります。

Q11. 集合・解散場所はどこですか?

集合は「鞆の浦(広島県)」、解散は「長崎市」を予定しています。詳細な集合時間・アクセス方法は参加決定後にお知らせします。

Q12. プログラム中に自由時間はありますか?

基本的にはスケジュールに沿って行動いただきますが、ホテル滞在時の夜などに短時間の自由時間があります。

Q13. 体調不良時の対応はどうなりますか?

事務局スタッフが常に同行し、体調不良やケガなどには速やかに対応できる体制を整えています。

Q14. 参加にあたって事前・事後に課題やレポート提出はありますか?

プログラム終了後、所定のフォーマットで簡単なアンケートおよびA4程度の振り返りレポートをご提出いただきます。

Q15. 宿泊はどのような形式ですか?

ビジネスホテル等での宿泊を予定しています(一部地域・施設によって相部屋の可能性があります)。

Q16. 他大学の学生と仲良くできるか不安です。

初日のオリエンテーションやグループ活動を通じて、自然に交流が生まれる仕組みとなっています。過去の参加者からも「友人ができた」という声が多数寄せられています。

Q17. 将来の進路選択に役立ちますか?

洋上風力やゼロエミ船といった“未来の現場”を体験することで、海洋・エネルギー・インフラ分野での進路選択や企業研究に役立つ機会になります。就職活動時にも有効な実地経験です。

お問い合わせ

事務局 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局

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