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2024年09月XX日

学生向けイベント

開催報告(7月・9月実施)

Feel The Green Wave!
船舶業界のゼロエミッションへの挑戦~高崎先生と行く!未来への乗船体験2024~ 海と日本&日本中小型造船工業会とのコラボ研修 2024年7月と9月に開催

イベントの目的

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(以下、OIC)では、将来の海洋開発産業を担う人材の育成を図るため、理工学系の大学生を対象に、海洋開発に特化した研修プログラムを提供しています。

地球温暖化防止に向けて、今、船舶業界が大きな転換期を迎えています。私たちの海を、より持続可能で環境に優しいものに変えるためには、どのような技術が必要でしょうか?この研修では、海洋開発に欠かせない船舶・海運分野に対して、水素や液化天然ガス(LNG)など、新しい燃料へのシフトがどのような影響をもたらすのかを探求します。船舶のカーボンニュートラル化に向けた最前線の技術について学ぶ絶好の機会です。

本研修では、NEDOの水素やアンモニアエンジンの研究開発事業にも深く関係している九州大学名誉教授の高崎講二先生が、皆さんの学びを全面的にサポートします。

大学生の皆さん、このチャンスを通じて、船舶業界のゼロエミッションへの挑戦という新しい緑の波に乗る準備をしませんか?

開催概要

主 催 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
協 力 株式会社商船三井
株式会社商船三井さんふらわあ
株式会社Motena-Sea
内海造船株式会社
一般社団法人日本中小型造船工業会
2023年度の様子 こちら

スケジュール(7月開催分)

日時 内容 備考
7月22日(月) 午後
  • 14時:BIZ SPACE HIMEJI 403会議室に集合
  • 船舶の燃料転換に関する講義「船のエンジンについて分かりやすく解説します(仮)」(九州大学高崎講二先生)
  • 関連講義
7月23日(火) 午前 高圧ガス搬送・納品にかかわる運行・充填作業・ガス供給作業についての研修@姫路安全スクール 姫路安全スクールについてはこちら
午後 移動:姫路から大阪南港へ  
夕方~ さんふらわあ くれない/むらさきに乗船し別府へ 船内泊
7月24日(水) 午前
  • さんふらわあ くれない/むらさき LNG燃料バンカリング見学・船内見学
  • 移動:大分県別府市~福岡県北九州市
午後 水素とバイオディーゼルを燃料としたハイブリッド船「HANARIA」についての講義@福岡県北九州市
7月25日(木) 午前
  • 「HANARIA」の乗船体験@福岡県北九州市
  • 北九州市にて現地解散
 

参加学生の体験談(7月開催分)

長崎大学

森田善行

私はエンジンについて全くの素人でしたが、高崎先生の講義そして実際の見学を通して理解が深まりました。船のエネルギー転換の現状や課題、今後に向けた取り組みについても学ぶことができました。また、姫路安全スクールでの講習やさんふらわぁのバンカリング見学では、LNGの取り扱いの難しさや危険性について学ぶことができました。さんふらわぁの船内見学は普段見ることができないバックグラウンドを見ることができ、また、水素とバイオディーゼルで動くHANARIAはゼロエミッション運航の際の騒音の少なさに驚かされました。私にとって全てが新鮮で素晴らしい経験となりました。ありがとうございました。

横浜国立大学

友康士郎

今回のセミナーを通して、船舶エンジンと使用されている燃料の扱い方、将来使われる新燃料についての知見を得ることができました。セミナーでは、座学だけでなく実際に自分の目で見て体験することで、技術をより深く学ぶことができました。特にバンカリングに関する講義・体験では、学んだことがそのまま行われている様子に感動しました。また、セミナー中は企業の方や様々な専攻の学生と交流することができ、課題解決に向けて意見を交換することができました。4日間という短い時間でしたが、素晴らしい体験をすることができました。ご関係者の皆さま、ありがとうございました。

九州大学

梅本航汰

今回、初めてこれほど大きな客船に乗船させていただきました。船の航行には多くの方々が関わっており、それぞれの役割が密接に連携していることを実感しました。カーボンニュートラルを目指すために、エンジンや燃料の改良に多くの企業が取り組んでいることを講義で学び、LNGタンクやバンカリングを実際に見学することで理解が深まりました。また、他大学の学生との交流は非常に刺激的で、多様な考えや研究分野に触れることができました。さんふらわあの船内を回ったり、他の学生と夜中まで話したりと、四日間があっという間に過ぎました。このような貴重な経験を提供していただき、心から感謝申し上げます。

九州大学

上田拓実

本セミナーではカーボンニュートラル化に向けた水素やLNGを燃料とする舶用エンジンについて、講義や見学、乗船を通して知見を得ることができました。私は今までディーゼルエンジンやガスタービンエンジンを主機とする船舶の機関室や燃料補給の様子しか知らなかったため、さんふらわあの船内見学やLNG燃料バンカリング見学は、その違いを知る絶好の機会となりました。また、海洋開発やエネルギーといった自分とは違う研究分野の学生とも盛んに交流することができ、良い刺激を受けました。このたびは4日間にわたって貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

秋田大学

岡本寛陽

海洋開発現場体験セミナーに参加し、船舶業界がゼロエミッションを目指すために船舶業界がどのように挑戦していくのかを直接目にし、肌で感じることができました。高崎先生の講演は、エンジンについて無知だった私にも非常にわかりやすかったです。また、実際のLNG船や水素燃料電池船の見学では、環境には優しく、従来の燃料で動く船と負けずとも劣らぬ力強さで動く最新技術に感銘を受けました。この貴重な経験を通じて、環境に配慮した持続可能な開発の必要性を再確認し、自分自身の研究や将来の進路選択に活かしていきたいです。また、海洋開発に携わる他の参加者との交流も活発で、とても楽しかったです。

秋田大学

吉田陸

今回のセミナーは、普段の大学生活では得られない実践的な知識を深める貴重な機会となりました。自分は船舶・海運業とは異なる分野を専攻しているため、LNG燃料船の見学では、脱炭素社会をリードする技術の高さに驚かされました。また、参加者同士の交流を通じて、異なるバックグラウンドを持つ仲間と情報交換ができ、自分の視野が広がるとともに、船舶・海運業という新たな業種への展望が開けました。とても刺激的なセミナーでした。4日間お世話になった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

秋田大学

高橋祐太

エネルギー資源を学ぶ私にとって、今回のセミナーは資源の需要と供給、そして現場での利用を知る貴重な機会でした。乗船体験やバンガリング見学では事前に講義で得た知識を実務に結び付けて理解を深め、最新技術と安全管理の重要性を実感しました。また、船舶業界が地球温暖化防止に向けて大きな転換期を迎えていることを感じ、新しい燃料へのシフトがもたらす影響について考える機会となりました。さらに、異なるバックグラウンドを持つ学生たちと交流し、視点やアイデアを共有することで、新たな発見ができました。この経験は、自分の研究分野における視野を広げ、持続可能な未来に向けた技術革新の重要性を再認識するものとなりました。

秋田大学

宮腰瑛人

自身の研究分野とはほとんど接点がないということで、本プログラム参加前は不安な部分がありました。しかし、高崎先生をはじめ、専門分野を学ぶ他大学の学生や船舶に関する企業の方々のお話を聞いて、今までとは違った視点から自身の研究分野を見つめ直すことができたように思います。特に商船三井の洋上風力発電事業は、再生可能エネルギーの研究をしている私にとって非常に興味深いお話でした。さんふらわあむらさきLNG燃料バンカリング見学・船内見学、HANARIA乗船体験は、今後の研究活動や就職活動に活かせる、非常に貴重な経験になりました。

東京理科大学

村上梓

参加させて頂いた4日間が、すべて刺激的で大変勉強になりました。最前線で働いている方々のお話を直接伺うことができ、貴重な経験となりました。急速な脱炭素化に対応しながらも、LNGや水素を扱う際に、パージやリークチェックなどのさまざまな安全対策が施されていることが印象的でした。また、他大学の学生や企業の方々と交流できたことは、忘れられない思い出です。この度は、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

九州大学

吉岡誉顕

今回の海洋開発現場体験セミナーに参加して、船舶の燃料周りに関わる内容について実地に得難い経験をすることができました。高崎先生による舶用エンジンに関わる講義に始まり、液化ガスの取り扱いにかかわる安全講習、LNG燃料船への乗船、LNGバンカリングの見学、洋上風力発電にかかわる人材の育成についてや、水素燃料船の乗船体験など初めて学ぶことも多くありました。特にLNGを取り扱う装置類を実際に触れることができたこと、また、高圧ガスの取り扱いについて安全スクールの方に話を伺えたことは特に素晴らしい経験でした。

弘前大学

野呂健人

さんふらわあのバンカリング見学や講義を通じて、私の研究分野である、洋上風力発電に関わる、新たな視点を得ることができました。「さんふらわあ むらさき」は、環境に優しいとされる燃料技術を実際に運用し、持続可能な海運の未来を象徴されているように感じました。また、HANARIAは、今年の4月に洋上風車までの航行試験も行われていたことを知り、メンテナンス船としての運用なされる時が待ち遠しく思えてきました。本セミナーのためにご尽力いただきました方々に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

※順不同

スケジュール(9月開催分)

日時 内容 備考
9月2日(月) 午後
  • 14時:BIZ SPACE HIMEJI 403会議室に集合
  • 船舶の燃料転換に関する講義「船のエンジンについて分かりやすく解説します(仮)」(九州大学高崎講二先生)
  • 関連講義
9月3日(火) 午前 高圧ガス搬送・納品にかかわる運行・充填作業・ガス供給作業についての研修@姫路安全スクール 姫路安全スクールについてはこちら
午後 移動:姫路から大阪南港へ  
夕方~ さんふらわあ くれない/むらさきに乗船し別府へ 船内泊
9月4日(水) 午前
  • さんふらわあ くれない/むらさき LNG燃料バンカリング見学・船内見学
  • 移動:大分県別府市~福岡県北九州市
さんふらわあ くれない/むらさきについてはこちら
午後 水素とバイオディーゼルを燃料としたハイブリッド船「HANARIA」についての講義@福岡県北九州市
  • HANARIAについてはこちら
  • 会議室:JR九州ステーションホテル小倉
    5階「足立・帆柱」
  • 北九州市内泊
  • 宿泊施設:ステーションホテル小倉(朝食付き)
9月5日(木) 午前 「HANARIA」の乗船体験@福岡県北九州市
午後 移動:北九州市から広島県尾道市へ
9月6日(金) 午前
  • 内海造船にて「さんふらわあ」見学@広島県尾道市因島
  • 因島/福山市内/尾道市内にて現地解散

参加学生の体験談(9月開催分)

日本大学

永田友哉

今回は本セミナーに参加させていただきありがとうございました。 私は浮体式風車についての研究を行っているため、今回のセミナーでは全く知識がない状態で参加させていただきました。 高崎先生の講義から始まり、姫路安全スクールでの講義、さんふらわあの船内見学やバンカリング、HANARIA、造船の見学など船についての様々な知識を得ることができ、造船業界に強い興味をもちました!また他大学の皆様もとても豊富な知識をお持ちであったため今回のセミナーはとても私にとって刺激になりました! 本セミナーを開催していただいた日本財団の皆様をはじめ、講義していただいた高崎先生や沢山の企業の皆様に深く感謝します。

弘前大学

福田公平

今回のセミナーには海洋工学を学んでいる方が多く参加している中、地学が専門の自分は上手くついていけるだろうかととても不安でした。しかし、高崎先生による初心者もプロになる講義や実際に現場で見て学ぶことの出来るプログラムを体験し、想定していた以上に様々なことを学ぶことが出来、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。また、他大の同世代かつ他分野の方々と話せる機会は非常に貴重であり、とても楽しくあっという間の5日間でした。本プログラムに携わってくれた方々、引率してくださった日本財団の方々、本当にありがとうございました。今後自分の研究や就職活動を進めていく中でしっかりと活かしていきたいと思います。

北海道大学

大野舞子

今回は、水素やLNGを燃料とする船に乗船し、カーボンニュートラル化に向けた実践的な学びを得る貴重な機会をいただき、心から感謝申し上げます。燃料の運搬やバンカリングを通じて、燃料を変えることの難しさとその意義を深く理解することができました。理論だけでは得られない実践的な学びを得ることができ、とても有意義な経験となりました。また、異なる分野や大学の学生との交流も刺激的で、今後の研究へのモチベーションにもつながりました。学びだけでなく、仲間との交流も活発で、非常に楽しい時間を過ごすことができました。改めて感謝いたします。ありがとうございました。

九州大学

飯田慶次郎

今回のプログラムで学んだことは多くありますが、一番大きかったのは、自分の疑問をわからないままにしない姿勢です。今までは疑問を相手にぶつける勇気がなく、放置してわかったふりをしていましたが、今回参加者の方が企業の方や高崎先生にわからないことを頻繁に質問しているのを見て、変えるべきだと思いました。また、2050年の目標に向けて!様々な取り組みを船舶業界で行っていることを教えていただきましたが、その一つ一つの取り組みについて、課題やポテンシャルを考えながら理解して行くことが重要だと思いました。

広島大学

井野嵩才

海運業界は脱炭素の特に難しい業界だと言われています。そんな海運における先進事例であるさんふらわあとHANARIAに乗船できる貴重なセミナーでした。さんふらわあの船内では社員の皆さんとは夕食時から大浴場まで船のエネルギー転換やお仕事内容についてお話をしていただき、非常に贅沢な時間を過ごすことが出来ました。まだ就航して間もない日本初の水素船HANARIAへも、単に乗船する事が出来るだけでなく、多くの専門家に囲まれて質問までさせていただきました。このセミナーを通じて知識面に加え、現場の空気を学ぶことで、より脱炭素への理解が深まったと感じました。

日本大学

鈴木穣一

エネルギー分野に興味がある私にとってLNGを燃料とするさんふらわあ むらさきと電気推進船のHANARIAの現場を知る機会は非常に貴重な経験となりました。特に、LNGのバンカリングについては事前に安全に取り扱う講義を受けることでバルブの開閉の仕方や安全に取り扱うための工夫など技術者の仕事などへの理解度が深まりました。また、HANARIAではゼロエミッションモードでの運航時の静穏性には驚かされると共にこれからの伸びしろに期待感が持てました。その他にも他大学の学生などとの交流は非常に刺激的で私の視野を高めました。関係者の皆様、この度は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

横浜国立大学

嶋村望

エセミナーでは船舶用エンジンの特徴と、環境対策が唱われる現在の燃料のトレンド、それらを取り巻く各業界の位置付けなどの知見を深めることができました。私は機械工学専攻のため自動車のエンジンは既習であり、特に自動車と船舶の違いが興味深かったです。また、LNGバンカリングの見学や水素燃料電池船への乗船など、座学だけでは知れない現場にも触れることができました。その結果、理論的に実現可能なことでも実際には現場で作業する方の経験に頼る部分があるなど、新しい燃料ほど理論と現実のギャップが大きいことを実感しました。他の学生との交流を経て、自分にない考え方にも触れた新鮮で貴重な5日間でした。ありがとうございました。

信州大学

南方裕生

今回のセミナーに参加して、船舶業界からのゼロエミッションの実現に向けて、どのような取り組みが行われているのかについて知ることができました。さらに、実際の現場を目にすることで普段、大学では得ることのできない、実践的な知識を学ぶことができました。セミナーを通じて、船舶からの脱炭素実現への希望を感じるとともに、これからの課題を知ることができました。また、様々なバックグラウンドを持つ関係者、学生との交流によって知見を広げることができ、お互いに刺激を与え合う良い機会となりました。この度は5日間にわたり素晴らしい機会を用意していただき、本当にありがとうございました。

東京海洋大学

近藤聡

今回のセミナーを通して、船舶業界全体のゼロエミッション達成に向けた取り組みを知ることができました。LNGのバンカリング見学や燃料電池船での航行体験を経て、新技術の導入が実際に進んでいることを目の当たりにし、これから船舶業界が迎える大きな転換期とその影響に関して考える機会にもなりました。また、研修期間を通して海洋分野に興味がある全国の同じ年代の学生と盛んに交流し、刺激を受けた次第です。船舶業界にいるものの端くれとして今後の進路の参考になりました。この度は貴重な経験をありがとうございました。

日本大学

冨田隼登

船について詳しくない中はじめて参加させていただきましたが高崎先生の説明がとてもわかりやすく、船について燃料等を含めて理解することができました。さんふらわあがLNGを使用していることもあり、理解するために高崎先生の話や高圧ガス講習をしてから実際に船内見学をしたのでとても理解がしやすかったです。他大学の方とも交流することがあり、自分が勉強不足であると痛感すると同時に勉強へのモチベーションになりました。海外との方とも交流する機会があり今回のようなイベントに参加しなければ絶対に経験できないことを経験することができ、もっと自分から行動するべきだと感じ、今回参加してとても楽しく参加できて本当に良かったです。

九州大学

山口慎太郎

脱炭素が進む社会で船舶分野の取り組みについて様々触れることができました。船舶にお客さんとした乗船するだけでなく、設計や造船まで見ることができたことは自分の今後の研究に活かすことができる非常に貴重な経験でした。また、商船三井の社員の方々や、集まった学生のみんなと共に過ごすことができたことは忘れられません。学んだことを活かすだけでなく、これからも学生や企業の方々との繋がりを大切にしていきたいです。とても楽しい時間をありがとうございました。

東京大学

岡本沙紀

瀬戸内海という恵まれた環境で、実際の現場の格好良さと大変さの両方を体感することができました。自分は船舶に関する専門知識はありませんでしたが、詳しい講義のおかげで他の参加者と活発にディスカッションすることができました。

※順不同

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