海外派遣体験談

インターンで約半年間を過ごしたSINTEF OCEANにて

祭田 菜摘

横浜国立大学  大学院 理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻 修了

修士課程中に海洋開発サマースクール(2018年ノルウェー)、海外インターンシップ(2018年ノルウェー)に参加。
現在はエネルギー企業でエンジニアとして活躍中。

海洋開発業界で働くことの魅力は何ですか?

 まさしく今、世界中の国々が直面しているエネルギー問題に主体的に関わることができることが魅力だと感じています。2050年カーボンニュートラルは非常に関心の高い話題であり、海洋開発業界でなくても積極的に取り組む課題の1つになっていますが、根本的な解決策となる再生可能エネルギーや水素・燃料アンモニア産業について、海洋資源の有効活用なしに語ることはできません。この点で海洋開発技術者の活躍の場が拡大していく未来があるということも魅力の1つだと思います。また一言に海洋開発技術者といっても様々な理学分野・工学分野の人材が活躍しており、様々な角度や深度で関わる人材とコラボレーションができることも醍醐味だと感じます。

サマースクールやインターンに参加して、印象に残っていること、学んだことを教えてください。

 印象に残っていることは、海洋開発最先端の国であるノルウェーで最新のプロジェクトに従事する研究者やエンジニアと出会い、海洋開発の魅力に引き込まれたことです。大学院で研究していてもなかなか実感の湧かない産業分野かもしれませんが、各分野のプロフェッショナルが共に議論しながらリアルタイムでプロジェクトが進行していく様を目の当たりにしてその壮大さに驚き、純粋にかっこいいなと思いました。それまでは海洋開発の社会的意義に目を向けるばかりでしたが、その技術分野の多様性や複雑さは非常に興味深いと感じることができました。また他大学で海洋開発に興味がある学生と互いに学び合い議論をしたことは、貴重な糧となっています。

この業界に興味を持った学生の皆さんへのメッセージ

 海洋開発業界で働くことの魅力と重なりますが、一言で海洋開発業界といっても、資源開発・再生可能エネルギー・ロボット・次世代燃料船・自動化・・・などかなり多岐分野に渡っており、その中で自身がもっと知りたいと思う分野を見つけるのは難しくないと思います。そのため、自身がこれだと思う分野を見つけていない学生にも魅力的な入口だと思います。実際に私も仕事で多くの分野に関わるようになりましたが、それぞれ技術のみならずビジネスモデルも全く異なり毎日新鮮なことだらけです。また国の枠を超えて活躍したいと考えている学生にとって、非常にオープンな業界だといえます。個人的な印象ですが、上記で述べたような多岐分野について海外で学んできた大先輩方が多く、若手に対してもグローバルスタンダードの知見を得ることが必要とされています。魅力的な分野と魅力的な人材が豊富な業界だと思います。