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2024年12月17日

学生向けイベント
社会人向けイベント

参加者募集中

2025年3月3日~14日に開催 海洋開発スプリングスクール
石油・ガス開発における掘削・生産関連技術を学ぶ2週間
SLB KellyVille Learning Centre(米国オクラホマ州)

スプリングスクールの目的

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(以下、OIC)では、将来の海洋開発産業を担う人材の育成を図るため、理工学生の大学生や若手の社会人エンジニアを対象に、海洋開発に特化した研修プログラムを提供しています。
本研修プログラムでは2週間にわたり、エネルギー開発サービス最大手のSLB(シュルンベルジェ)が保有する米国オクラホマ州の研修施設 (KLC: KellyVille Learning Centre) にて、普段はなかなか体験できない掘削・生産の操業現場で使用されるさまざまな技術に関する講義や、現場を模した設備を使用した実践的なワークショップを実施します。

KLCは、Reservoir InterventionやStimulation、Surface Production System、Well Construction & Measurement(LWDなど)といった各種フィールドサービスに従事するエンジニアを養成する研修施設として50年を超える歴史を有しています。
また、石油・ガス開発の操業現場では欠かせない安全性(HSE: Health,Safety and Environment)に関するセッションや、研修プログラムの中で周辺のリグでの実践的ワークショップも予定しております。

この研修プログラムを通じて、石油・ガス開発業界の操業現場で使用される技術やそのオペレーションに関する知見を深め、英語でのコミュニケーションを含め海洋開発業界の実際を学ぶことができます。

開催概要

主 催 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム
協 力
Schlumberger
実施期間
(2週間)
現地集合:3月2日(日)中に宿泊施設にチェックイン
研修開始:3月3日(月)
研修終了:3月14日(金)
現地解散:3月15日(土)午前中に宿泊施設をチェックアウト
開催都市・場所 研修施設:SLB Kellyville Learning Center (KLC)
16879 W 141st St S, Kellyville, OK 74039, United States

宿泊施設:Riverwalk Apartments
1280 Riverwalk Terrace Jenks, OK 74037, United Status
※この部屋は、2名での利用を想定した間取りです。 寝室が2つあり、各寝室には、専用バスルーム、トイレ、クローゼットを完備。キッチン、リビングルーム、洗濯機、乾燥機は、2名で共同でご利用ください。

参考:基本間取りイメージ
募集人数 14名(学生とOIC会員企業の若手社員)
対 象 本研修の対象者
・日本国籍を有し、日本の大学に在籍する理工学系の大学生・大学院生のうち、B3、修士課程に進学予定のB4、博士課程に進学予定のM1
・オーシャンイノベーションコンソーシアム会員企業の若手社会人
授業内容とスケジュール 主な研修内容は以下の通りです。

石油・ガス開発における貯留層のライフサイクルや、現場での坑井作業を構成する各要素(掘削・仕上げ・生産試験など)、現場作業に使用されるリグについて基礎から学びます。講義は掘削・生産に関してSLB社がこれまでに得てきた実践的な知識に基づいて構築されており、作業の計画、ジョブ設計、および操作の各コンポーネントの安全な実行に焦点を当てます。このクラスは講義形式に加え、研修センター内の現場を模した設備を利用した実践的なセッションや、近隣のリグを一日貸し切り実施するワークショップも含まれます。クラス全体を通して、石油・ガス開発業界の操業現場で使用される技術やそのオペレーションについて体験的に理解を深めることができます。

研修プログラムの予定アジェンダ
(施設・設備の都合上一部変更となる可能性もございますのでご了承ください)


1. HSE and Orientation
- HSE Orientation
- Lifecycle of a Well

2. Drilling and Measurements
Classroom Lecture
- Introduction to the Rig
- Introduction to Geology and Fluids
- Introduction to Drillstring BHA parameters
- Introduction to Telemetry technology

Practical Workshop
- Surface setup workshop
- Xbolt practical workshop (assembly and installation)

3. Rig Visit (1 day)
- Nearby Land Rig Visit
- Introduction to Rotary BHA and Drilling Practices

4. Cementing
Classroom Lecture
- Introduction to Drilling and Completion Fluids
- Introduction to Cementing
- Cementing Equipment

Practical Workshop
- Drilling and Completion Fluids Laboratory
- Cementing Pads
- Centrifugal pumps workshop / Treating iron workshop

5. Surface Equipment
Classroom Lecture
- Introduction to Production System
- Conventional Casing Housing
- Casing Hangers
- Wellhead Connectors
- Flowback Frac Support
- Separators
- Smart Frac

Practical Workshop
- Overview of Equipment Components

6. Stimulation
Classroom Lecture
- Fracturing vs Matrix Acidizing vs Sand Control
- Main components and equipment
- Fracture geometry and effect on production

7. Wireline
Classroom Lecture:
- Reservoir vs Production Logging Techniques

Practical Workshop
- Practice surface logging hardware and acquisition system
- Connect tools and sensors

8. Coiled Tubing
Classroom Lecture
- Introduction to Coiled Tubing (Completions, Main Components, CT applications, Basic downhole tools)

Practical Workshop
- Coiled Tubing Simulator – Run-in-hole and see different scenarios
- Coiled Tubing Down Hole Tools Overview and Practical
施設概要 SLB KLC研修センター(米国オクラホマ州)概要

“Up The Hill” – Classrooms & Offices
Kellyville Learning Center has the capacity to teach over 480 students. Classrooms are equipped with interactive whiteboards, audio and video conferencing for remote/virtual classroom capabilities, and pod-style seating to facilitate an interactive team environment. Students’ hands-on training on practical pads Down the Hill is supplemented with virtual simulators Up the Hill, including 4 Virtual Reality bays



“Down the Hill” – Practical Pads
At Kellyville Learning Center, students can apply their classroom training to actual operations in practical training pads Down the Hill including Well Services (Well Integrity Technology, Well Production Services, Well Intervention Services, and Well Services Maintenance), Cameron, and Pump Down Perforation.

募集について(学生対象)

募集期間等 募集開始:2024年12月19日
募集締切:2025年1月10日
面接(オンライン):2025年1月14日~1月15日
結果通知:2025年1月20日頃
参加対象・条件等

本研修は以下の条件を満たす方を対象にしています。

  • 将来海洋開発分野で活躍する意思・熱意を持つ方
  • スプリングスクールを通じて、外国語によるコミュニケーション能力、異文化や社会への適応能力、リーダー シップ、海外へのチャレンジ精神などを向上させる意欲がある方
  • 応募時点で日本国籍を有している方
  • 理工学系の学部・学科に所属している、B3、修士課程に進学予定のB4、博士課程に進学予定のM1(原則)
  • 参加について、所属大学の指導教員等からの承諾を受けられる方(参加が決定した方は、指導教員等からの「参加承諾書」の提出が必須です)
  • スプリングスクール参加中に、日本財団が定める所定・様式での活動報告(週報)を提出できる方
  • スプリングスクール終了後2週間以内に所定の書式にてアンケートを提出できる方
  • 渡航前、安全講習会に参加できる方(やむを得ない状況を除く)
  • 帰国後、成果報告会へ参加できる方(やむを得ない状況を除く)
  • 本研修参加に必要とされる外国語の十分な能力を有する方(英語の場合、目安として TOEIC 500 点、TOEFL-iBT 52 点、IELTS 4.5 程度)
  • オーシャンイノベーションフェローアルムナイ(同窓会)の活動に参加できる方
  • 年1回実施する「就職先・進学先アンケート(匿名)」に回答できる方
  • 滞在先の機関・国の法令、規則、規程、マナー等を遵守できる方
  • 精神的・肉体的に健康状態が良好で、約2週間の海外滞在に耐えうる方
  • 広報目的でのプログラム風景を含む個人情報をウェブ等での公開に同意できる方
  • 以下の禁止事項に同意できる方
    • 広告・宣伝などの営業活動もしくは営利を目的とする行為、又はその準備を目的とする行為
    • 特定の宗教による布教活動もしくは選挙協力を依頼する行為
    • その他、法律、法令もしくは条例に違反する行為、又はその恐れのある行為
参加に際し
必要となる知識 等
  • 基礎的な工学知識
    • エネルギー開発に関連する基本的な知識(特に石油・ガス開発に関する理論や技術)
    • 地質学に関する基礎的な理解(岩石の種類、地層構造、堆積物の性質など)
    • 流体力学の基礎知識(流体の挙動、圧力、温度、流速など)
    • 機械工学に関する基礎的な理解(特に掘削機械、リグ設備、計測機器など)
  • 石油・ガス業界の基本的な知識
    • 貯留層のライフサイクル(探査から生産終了までの流れ)
    • 掘削、仕上げ、生産試験などの各プロセスに関する基本的な手順や技術
    • リグ設備の基本的な理解(リグの種類、構成、機能)
  • 安全管理(HSE)に関する知識
    • HSE(Health, Safety, Environment)に関する基本的な理解
  • 英語力
    • 技術的な内容や指示を理解し、意見を述べるための英語でのコミュニケーション能力
    • 英語の専門用語を理解し、説明する能力
    • 講義やワークショップの指示は英語で行われるため、基本的な会話力に加えて、専門的・技術的な英語を理解する能力が求められます。
    • 専門的・技術的なプレゼンテーションやディスカッションに参加するための、リスニング・スピーキングスキルとコミュニケーション能力
  • チームワークとコミュニケーション能力
    • 実習やワークショップでは他の参加者と協力して作業を進めることが求められます。グループでの協力や円滑な意思疎通が重要です。
応募方法
選考方法 書類審査
オンライン面接
選考の際に
重視するポイント
(学生対象)
将来のキャリアに関する志望
(日本の海洋開発産業にどのように貢献したいと考えているか等)

募集について(社会人対象)

募集期間等 2025年1月15日まで(応相談)
参加対象・条件等

本研修は以下の条件を満たす方を対象にしています。

【対象】
オーシャンイノベーションコンソーシアムの特別会員・正会員企業の社員の方

【人数】
特別会員:最大3名/社
正会員:最大2名/社
※定員に余裕がある場合は、1社あたりの参加者数の上限を変更することがあります。事務局までお気軽にご相談ください。

【条件】
  • ある程度の海洋石油・ガス開発にかかる基礎知識を持つ方
  • 滞在先の機関・国の法令、規則、規程、マナー等を遵守できる
  • 精神的・肉体的に健康状態が良好で、約2週間の海外滞在に耐えうる方
  • 広報目的での研修風景を含む個人情報をウェブ等での公開に同意できる方
  • 以下の禁止事項に同意できる方
    • 広告・宣伝などの営業活動もしくは営利を目的とする行為、又はその準備を目的とする行為
    • 特定の宗教による布教活動もしくは選挙協力を依頼する行為
    • その他、法律、法令もしくは条例に違反する行為、又はその恐れのある行為
応募方法 オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局まで
以下の項目をご連絡下さい。

1. 参加者氏名
2. 参加者ふりがな
3. 企業名・部署名・役職
4. メールアドレス
5. お電話番号
6. 性別(任意)

オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局
ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp

費用について(学生・社会人共通)

参加費・費用 参加費は無料です。費用負担については以下のとおりです。

A) 日本財団で手配・負担するもの
a) スプリングスクール受講料
b) スプリングスクール期間中の宿泊費
c) スプリングスクール期間中の食費補助
d) スプリングスクール通学のための現地交通費
e) その他

B) 参加者自身で手配・支払いするもの
a) 日本ースプリングスクール開催地間の往復交通
b) 海外傷害保険
c) パスポート取得にかかる費用
d) その他必要な身の回り品等

奨学金について(学生対象)

奨学金・旅費交通費・留学準備金等の支給 スプリングスクールに参加が決定した学生には、日本財団より下記1~3を支給します。
支給額は、「日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム奨学金支給基準」に拠ります。
これらは給付型であり、返済の義務はありません。

1.奨学金
a. (独法)日本学生支援機構等の提供する奨学金を受給している場合:6万円
b. (独法)日本学生支援機構等の提供する奨学金を受給していない場合:3万円
2. 海外往復渡航費・留学準備費(37万円/一律)
3. 国内交通費(安全講習会・成果報告会参加用:上限 54,000円/回)

<例>
▶福岡県の大学に在籍の学生で、(独法)日本学生支援機構等の提供する奨学金を受給しており、安全講習会・成果報告会の両方に出席する場合。
総受給額:53 万 8 千円
内 訳:奨学金6万円+海外往復渡航費37万円+国内交通費2回分10.8万円

▶東京都の大学に在籍の学生で、(独法)日本学生支援機構等の提供する奨学金を受給しておらず、安全講習会・成果報告会の両方に出席しない場合。
総受給額:40万円
内 訳:奨学金 3 万円+海外往復渡航費 37 万円+国内交通費 0回分 0円

交流会・安全講習会・成果報告会等(学生対象)

安全講習会
成果報告会等
について
  • 海外渡航前には、以下の会合等への参加が必須です。日程等は以下のとおりです。

    1) 安全講習会:渡航前
    日時:2025年2月中旬10時~15時頃 
    会場:日本財団(東京)

    2)成果報告会:帰国後
    日時:2025年5月頃
    会場:東京

  • やむを得ない状況により、これらの会合に参加できない方は、事前に担当者にご相談ください。

応募の流れ(学生対象)

  • STEP1

    スプリングスクールに応募
  • STEP2

    オンライン面接
  • STEP3

    選考結果通知
  • STEP4

    2月中:奨学金受給手続き
    ・「日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム奨学金」合意書の取り交わし
    ・指導教員等からの「参加承諾書」を提出
  • STEP5

    2月中:安全講習会参加、奨学金受給1回目
  • STEP6

    オンライン面接
  • STEP7

    5月中 成果報告会に参加(対面・東京)
  • STEP8

    6月中奨学金受給2回目

お問い合わせ

事務局 〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局

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