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2024年10月18日

学生向けイベント

開催報告

2024年9月17日(火)~20日(金)開催 海洋開発現場体験セミナー ~夏の学校で活躍の舞台を広げよう~

「石油開発 夏の学校」について

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発分野における次世代のリーダーを育成することを目的に、実践的なセミナーや現場視察を取り入れた多様なプログラムを提供しています。その一環として、2024年夏、「石油開発 夏の学校」が開催されました。

本プログラムは、石油・天然ガス開発(上流事業)において必要とされる基礎知識の習得を目的とし、座学、演習、企業との交流の3本柱で構成されています。4日間にわたる集中講習では、大学教授による専門的な講義や数値シミュレーションを用いたグループワーク、企業講演、さらに技術研究所や企業オフィスへの訪問が行われました。

講義とグループワークでは、地下に存在する石油や天然ガスがどのように開発されるか、その技術と理論を上流事業の流れに沿って学びました。また、企業講演や現場視察を通じて、最新の技術開発や企業が進めるプロジェクト、技術者の役割について理解を深めることができました。

参加学生たちは、石油・天然ガス開発の魅力に触れるとともに、同じ志を持つ仲間と濃密な交流を行う貴重な4日間を過ごしました。今後も、こうしたプログラムを通じて、未来の海洋開発を担う人材の育成を推進していきます。

開催概要

主 催 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム
日本石油ガス学生団体(NOGS)
開催日時 2024年9月17日(火)~20日(金)
開催場所 日本財団ビル2階会議室
〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号 <地図
参加者数 37名

スケジュール

※このスケジュールは現時点のものであり、予告なく変更する場合があります。

■概要

1日目(9/17):技術セミナー
2日目(9/18):技術セミナー、企業講演、グループワーク
3日目(9/19):企業講演、学生グループワーク発表、懇親会
4日目(9/20):技術研究所・企業オフィス訪問

■内容詳細

《 技術セミナー(1, 2日目) 》
早稲田大学 大内久尚教授と古井健二教授の2人の先生から、
石油・天然ガス開発で使われる技術と理論について、全6回の講義をいただきます。

セミナー1 「石油・天然ガス開発の全体像、石油システム、地下の調査方法」
セミナー2 「作井技術、坑井の仕上げ方法」
セミナー3 「生産開発手法、排油機構」
セミナー4 「石油・天然ガスの回収法、埋蔵量評価」
セミナー5 「油層モデリング、油層シミュレーション」
セミナー6 「経済性評価」

《 グループワーク(2, 3日目) 》
1グループ4 ~ 5人のグループに分かれ、PCを用いて仮想油田を開発する演習を行います。
数値シミュレータと表計算ソフトを使いながら、油層シミュレーションと経済性評価を行い、
各グループでより良い開発計画を模索します。
3日目に、演習の成果として策定した仮想油田の開発計画を、グループ毎に発表します。

《 企業講演(2, 3日目) 》
上流事業に携わる企業の方々から、プロジェクト・技術開発についてのご講演をいただきます。

講演トピック(予定):G&G分野の技術、Subsurface分野の技術、上流事業の今後、 海外プロジェクト、メタンハイドレート、地熱、CCS、海運事業の関わり、など

《 懇親会(3日目) 》
学生同士、学生と企業の方々との交流を深めます。

《 技術研究所・企業オフィス訪問(4日目) 》
複数のグループに分かれて、上流事業に携わる企業の技術研究所やオフィスを訪問予定です。
各企業が取り組む事業・技術開発について理解を深めるとともに、技術系社員の方々の役割や活躍、キャリアパスについて知見を広げます。

■スケジュール詳細

  • 1日目
    9月17日(火)

    13:00 ~ 13:20
    開会式
    13:20 ~ 13:35
    アイスブレイク
    13:40 ~ 14:45
    セミナー1(65分):早稲田大学 大内久尚教授
    「石油・天然ガス開発の全体像、石油システム、地下の調査方法」
    14:55 ~ 16:00
    セミナー2(65分):早稲田大学 古井健二教授
    「作井技術、坑井の仕上げ方法」
    16:15 ~ 17:20
    セミナー3(65分):早稲田大学 古井健二教授
    「生産開発手法、排油機構」
    17:30 ~ 18:35
    セミナー4(65分):早稲田大学 大内久尚教授
    「石油・天然ガスの回収法、埋蔵量評価」
    18:40 ~ 19:00
    クロージング
    宿泊施設「MIMARU 東京 八丁堀」へ各自移動
    (22時までにチェックインを済ませる)
  • 2日目
    9月18日(水)

    08:40 ~ 08:55
    オープニング
    09:00 ~ 10:10
    セミナー5(70分):早稲田大学 大内久尚教授
    「油層モデリング、油層シミュレーション」
    10:20 ~ 11:20
    セミナー6(60分):早稲田大学 古井健二教授
    「経済性評価、グループワークの説明」
    11:20 ~ 11:50
    グループワーク(30分)
    11:50 ~ 12:40
    昼食
    12:45 ~ 12:55
    講演企業のご紹介
    13:00 ~ 14:00
    企業講演1
    「G&G分野:地質・物理探査・検層解析など」
    14:15 ~ 15:30
    企業講演2
    「Subsurface分野:掘削・油層・生産など」
    15:45 ~ 18:45
    グループワーク(180分)
    18:45 ~ 19:00
    クロージング
  • 3日目
    9月19日(木)

    08:40 ~ 08:55
    オープニング
    09:00 ~ 10:30
    企業講演3
    「上流事業の今後の動向、商社系企業の取り組み、海外プロジェクトなど」
    10:45 ~ 12:15
    企業講演4
    「メタンハイドレート開発、地熱エネルギー開発、CCSプロジェクトなど」
    12:15 ~ 12:55
    昼食
    13:00 ~ 14:30
    企業講演5
    「海運会社と上流事業の関わり」
    14:30 ~ 14:45
    学生発表準備
    14:45 ~ 17:15
    学生グループワーク発表(150分:25分×6グループ)
    2部屋6グループずつに分かれ、1グループ発表時間25分(質疑応答も含む)
    17:15 ~ 17:45
    閉会式
    18:00 ~ 20:00
    懇親会(日本財団ビル 8階)
  • 4日目
    9月20日(金)

    09:00 ~ 15:00
    技術研究所・企業オフィス訪問
    (訪問先ごとに、グループに分かれて移動)

■セミナー終了後

  • セミナー終了後
    2週間以内

    アンケートに回答する。
  • セミナー終了から
    約1か月後

    奨学金が振り込まれる。

参加学生の体験談

秋田大学 B4

岡本 寛陽

今回、初めて石油開発夏の学校に参加し、石油業界の最前線で活躍する企業の方々や先生方から、石油・天然ガス開発の基礎知識、持続可能性、最新技術に加え、地政学的リスクや脱炭素社会へ向けた取り組みについて学び、その重要性を改めて実感しました。また、グループワークでは、異なる専攻分野の学生同士が限られた時間の中で試行錯誤しながら協力し、一つの成果を作り上げるという貴重な経験ができました。この経験を今後の研究やキャリアに活かしていきたいと考えています。

秋田大学 B4

谷口 大雅

大変充実した4日間でした。スタッフの皆さま、ご講演いただいた企業の皆さま、この度は貴重な機会をご提供いただきありがとうございました。先生方のご講義では「石油開発」の全体像を掴み、企業様のご講演・企業訪問では石油開発の現状・応用分野について詳しく学ぶことができました。理論としての石油開発、現場(実情)の石油開発。両方の側面から学ぶことで、確かな知識を得ることができました。今回得られた知識を卒業論文や社会人になった際にぜひとも参考にしたく存じます。改めまして、この度はありがとうございました。

秋田大学 B4

仲谷 陸

同志と大学ではあまり経験できないことを課題に向かって協力し体験したり、企業さんの講演ではロマンある貴重な資源業界のお話を聞いたり、将来の方向性や糧となる素晴らしい機会でした。

秋田大学 B4

伏木 裕理

夏の学校のプログラムを通して、石油開発分野の大きな流れや海洋開発の現状を知ることで、改めて石油開発の今後のあり方について考える機会になりました。さらにこの分野への関心が高まりました。教授や企業の方々や他大学の学生さんとの交流もでき、さまざまな意見と触れ合えたことで感化されました。

秋田大学 B2

丸田 夏暉

「石油開発 夏の学校」に参加するのは今回が初めてでしたが、とても充実した4日間を過ごすことができました。グループワークでは、他大学の方と協力したり、議論をしたりする中でたくさんの刺激を受けました。難しい内容ではありましたが、メンバーと学んできた知識を生かした良い発表にすることができました。企業の方との懇親会や企業訪問では、貴重な話を伺いました。経験してきた現場の話や働いている環境の話はとても魅力的でした。運営の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございます。

秋田大学 B4

横山 北岳

今回の夏の学校では、異なる学年、異なることを学んでいる学生の皆さんと交流を深めることができました。ほかの学生の皆さんの講義中の質問やグループワーク中の発言等を聞いていると、今まで自分では気づけなかった発想や疑問について触れることができ、イベント全体を通して有意義な時間を過ごすことができました。また、今回イベントでは石油開発を行っている企業の皆様との交流を深める機会もありました。企業の皆様の講演や3日目の懇親会、そして企業訪問を通して、石油業界の仕事についてまだ漠然とはしていますが知ることができました。今回のイベントを通して学んだことを今後の学生生活や就職活動に生かせていければいいなと思います。

秋田大学 M1

吉田 陸

今回の夏の学校では、異なる専門分野や学年の学生たちと共に、石油開発について学べたことに感謝しています。特にグループワークでは、短時間で複雑かつ実践的な課題に取り組み、多様な意見を交えながら解決策を見出す貴重な経験ができました。また、企業訪問では、大学での研究が社会で活用されていることを実感でき、非常に有意義な時間となりました。得られた知識や経験を今後の研究や就職活動に活かしていきたいと考えています。

秋田大学 M1

渡部 温

今回このような資源開発を専攻している日本各地の学生を集めた、学生同士間の交流を深めるプログラムに参加することが初めてでした。同じ課題をこなすグループワークでは、専攻している内容は若干違えど様々な視点からの考察や意見を聞くことで自らの知見を広げることが出来ました。また、他大学との交流を続けることは自分を磨く機会だと気づきました。短い期間ではありましたが、沢山のインスピレーションを頂きとても充実した4日間となりました。貴重な機会をありがとうございました。

大阪大学 M1

古川 晃大

貴重な機会を与えていただき誠にありがとうございます。私は普段、船舶海洋工学を専攻としているのですが、本研修への参加により、海洋での資源開発に対する理解を深めることができたと考えています。特に良かったと思う点は専攻の違う他大学の学生と多く関わる時間があったことです。専攻が違うと、着眼点も変わり、グループワークや日常会話の中で実際に違いを体感することができて楽しかったです。また最終日の企業見学では、社員の方と様々なことを話すことができ、資源開発の企業で働く際の今後の良い指針とすることができました。

九州大学 B4

久保田 智幸

石油工学に関しての知識を得るのは今回が初めてだった。地質に関しては中学理科までの知識程度のため不安だったが、講義と演習がセットになっていたため応用力が高まったと感じている。またグループワークやプレゼンも含まれていた。異なる学年や専攻の方々と話し合いを進めることで自分にない考え方を取り入れ議論することができた。また、話し合いを通して他の学生だけでなく、実際に現場で活躍されている社会人の方々がどういった意見を持つのかということも学ぶことができた。最後に、実行委員の方をはじめ、3日間で関わっていただいた方々、本当にありがとうございました。

九州大学 M1

鈴木 藤也

石油開発夏の学校には、石油の知識と石油業界の方々と知り合うことを目的として参加させていただいた。夏の学校を振り返ると、前半では大内先生と古井先生の講義を受け、石油に関する知識を深めることができた。講義はかなり多くの内容があり、自分の知識の再確認ができた。また、後半にはグループワークと懇親会があり、石油に興味がある学生や、石油業界で働く方々と知り合うことができた。石油業界の会社が集まってそれぞれのお話しを聞くことができる機会は貴重であり、非常に充実した4日間を過ごすことができた。

九州大学 B4

八巻 達也

「海洋開発現場体験セミナー」を通じて、海洋エネルギー開発の実践的な知識を得られました。特に、実際の現場で使用される技術や設備に触れたことで,理論と実践の繋がりを理解できました.企業講演では,業界の最新技術や国際的なプロジェクトについて学び,これからの就活でも役に立つ内容を聞くことができました.また、グループワークを通じて,異なる専門分野の参加者と議論し,チームワークの重要性や難しさを再認識しました.ありがとうございました.

京都大学 B4

喜多 涼介

企業講演ではCCUS事業に関する話が想像するより多く、CCUS事業の立ち位置や実用段階にある技術・課題についても詳しく知ることができました。リザーバーシミュレータを用いたグループワークでは講評でリザーバーエンジニアの方からご意見を頂くこともでき、非常に良い経験になりました。 懇親会の方では企業の方と直接お話もでき、業務内容ややりがい、キャリアについても詳しく教えて頂け、石油開発業界で働くことの具体的なイメージも持てました。 多くの学生の方とも交流でき、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。

京都大学 B4

瀧川 雄亮

石油業界に直接繋がる研究をしている学生にとっても、他の分野を専攻している学生にとっても大変有意義なセミナーだった思う。業界の大まかな全体像を講義で俯瞰し、さらに企業講演で実際に石油業界で働く「生の声」を聴くことができ、とても貴重な機会だった。グループワークや企業訪問も、石油業界への解像度を高めるのに良い助けになった。そして最も特筆すべき点は、他大学の学生と交流できることである。お互いに知識をシェアするだけでなく、同じ分野を学ぶ同世代の仲間と繋がれることは、自身の研究の大きなモチベーションとなると強く感じた。

京都大学 B4

戸川 航暉

とても濃い、充実した4日間を過ごせたと思います。教授による講義や企業様の講演では、今まで座学で学んできた内容がどのように社会で生かされているのかを具体的に知ることができ、とても刺激的でした。グループワークでは、初対面の方と限られた時間の中で問題解決に向かって行動しなければならず苦戦もしましたが、最終的に良い発表ができたと思います。同じ業界を志す他大学の学生達と交流できたことも非常に良い経験となりました。ありがとうございました。

京都大学 M1

福田 優二郎

プログラムを通じて、石油開発業界の魅力、仕事の面白さを理解することができました。教授による授業では、初学者の私でも概要を把握できるよう配慮されており、後のプログラムを理解する礎にすることができました。企業講演、懇親会、企業訪問では、石油開発の現状を知ることができたこと、社員と繋がりを持つことができたことなど、今後の就職活動に大変役立てることができました。ワークでは、仮説と検証を繰り返し最適な設計を行うことが自分にとって大変興味深く、掘削、開発業務の魅力を理解することができました。セミナー開催に携わった全ての皆様への感謝の気持ちを記し、感想とさせていただきます。誠にありがとうございました。

神戸大学 B3

後藤 潤

セミナー自体は短い期間でしたが、さまざまな学びと刺激を受け非常に濃い時間を過ごすことができました。自分は石油開発に関する知識がない状態で参加したのですが、講義では石油開発の概論から技術的なことまで丁寧に教えてくださいました。また、先生方はアメリカ留学や現地の実務経験もあるということで、そのような選択肢があることに驚きました。グループワークでは『油田の開発計画を作成する』というテーマで取り組みました。時間制限が厳しかった分、メンバーが工夫し合い効率的にシュミレーションし考えることができました。企業講演や企業の方との交流を通して、仕事についてより具体的にイメージすることができ、将来について深く考えるきっかけとなりました。本セミナーを開いていただいて、とても感謝しています。機会があればもう一度参加してみたいです。

神戸大学 B3

山室 怜大

私は石油開発についてほとんど何も知りませんでした。しかし、この夏の学校に参加することによって石油開発の流れや石油の採掘法、化石燃料の未来について知ることができました。石油開発業界にどのような企業があるのかということや石油掘削について知りたい方にはとてもおすすめできます!また、海洋開発に興味がある学生達がどのようなことを考えているのかということや、石油開発業界の皆様が考える脱炭素への見通しなど、石油開発に直接的には関係があまりないように思えることも多く知ることができました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

信州大学 B1

北村 まる

石油開発夏の学校に初めて参加しましたが、充実した4日間でした。石油開発の基礎的なノウハウ、ビジネスへの道筋など、自分の専攻とは異なる分野でも分かりやすい講義をしていただいたり、実際に石油上流開発で働いている方々からの現場の声をお聞きしたり、将来の展望を考える大きなモチベーションになりました。本セミナーを企画、運営、支援していただいたNOGSの皆様、日本財団の皆様、貴重な機会をご提供いただきありがとうございました。

信州大学 B3

小松 航

石油開発についてじっくり学んだ四日間は非常に有意義でした。学部三年生として研究に対する具体的なイメージを持てていなかったため、専攻の地質学がこの分野でどのように活かされているのかを知りたく参加しました。この四日間を通じて、地質学が石油開発の上流部で重要な役割を果たし、貯留層の推定ミスが億単位の損失を招く可能性があることを理解し、身が引き締まりました。また、他大学の方々と交流し、仲良くなれたことがとても貴重な経験で四日間楽しむことができました。

信州大学 M1

多賀谷 俊佑

企業や学生など、様々な業界で活動している人と関わりを持てて、とても実のある時間でした。

信州大学 B1

新谷 斎生

この「夏の学校」では多くの大学の方や石油業界に携わる企業の方々と交流することができ、非常に良い刺激を受けることができました。私はまだ学部1年生で専門的な話はできませんでしたが、参加していらっしゃる人たちの専門分野が多様であったことで、お話しする人の研究や、別分野からのものの見方を知ることができたこともこの勉強会に参加してよかったと思うことの一つです。初参加でかなり専門的な内容を学ぶことは苦労もしましたが、自分が学習していることが油ガス開発に強く役立つことを知り、より深く自分の分野を深めようと決意する機会になりました。

信州大学 M1

渡邊 千隼

今回の勉強会を通じて,石油関連事業についての知見が深まりました.私の専攻は地質学のため,石油に関しての詳細情報や資源の活用法,商法などの知識というものは事前知識として持ち合わせていなかったため,初めはついていけるか非常に心配でした.しかし講義を受講するにつれ,石油関連事業に関して分からないながら様々な疑問や興味が生まれていき,より深くこの業界について知りたいと感じました.また私の分野でもある地質学についても,石油発掘の初期の方で重要な役割を担っていることを学び,遠くに感じていた石油業界というものが意外と近い場所にあるように感じました.

東北大学 M1

堀上 隼之介

石油開発に関するセミナーには初めての参加でした.私は大学では古環境復元に関する研究を行っており,石油開発の知見があまりないので,先生方の講義や企業の皆さまのご講演を通じて,石油開発における知識や技術,問題点など多くのことを学ぶことができ,充実した4日間となりました.また,さまざまなバックグラウンドの学生との交流を通じて,自分にはない興味や視点に触れて刺激をもらい,同じ業界に興味をもつ同世代の人たちとの接点をもつ貴重な機会となりました.

名古屋大学 M1

吉野 花梨

石油開発夏の学校に参加するのは今回が初めてでしたが、とても充実した4日間でした。資源系ではない学生でも分かりやすい講義や説明で、石油業界の魅力を感じることができました。今回のイベントは、他大学の学生との交流をはじめ、教授の方々による石油開発に関する講義や、企業説明会、企業訪問などかなり盛りだくさんな内容でした。この4日間で得られたものも多く、今後の学生生活と就職活動に活かしていきたいと思います。

広島大学 B3

井野 嵩才

石油ガスについて学ぶことが出来る非常に有意義なセミナーでした。脱炭素社会への転換は日本全体の産業を守るうえで不可欠です。しかし、再エネの調整にも石油ガスを用いた火力発電は必要であり、水素の供給をカバーするうえでLNGの活躍も期待でき、油層の知見を活かしたCCSは炭素排出量をマイナスに出来る数少ない手法であるなど、石油ガス業界はこれからも重要な立場を担い続けます。そんな石油ガス業界と将来仕事を行う際に、ここでの学びを生かして日本/世界のエネルギー供給に貢献できるようになりたいと思います。

広島大学 M1

岡本 泰知

今回のセミナーでは、石油・天然ガス開発に関する幅広い知識を得るとともに、異なる学年やバックグラウンドを持つ学生とのグループワークを通じて、新たな視点からの問題解決の方法を学ぶことができました。特に、仮想油田の開発計画を策定する演習では、技術的な知識のみならず、経済的な観点も含めた総合的な判断力が求められ、自身の成長を実感しました。また、企業講演や懇親会での交流を通じて、将来のキャリアについて深く考える貴重な機会を得ることができました。運営をしてくださった皆様、企業の皆様ありがとうございました。

北海道大学 B2

武田 知樹

全国から集まった学生たちと交流できたことは、非常に刺激的であり、貴重な経験となりました。資源工学を学んでいるとはいえ、まだ学部2年生の自分にとっては未知の領域が多く、大変勉強になりました。グループワークにおいて、実際にシミュレーションを扱うことで、エンジニアの苦労を体感できたのは非常に有意義でした。企業講演や技術研究所の訪問を通じて、業界の最新動向や研究の奥深さを知り、今後の学びに対するモチベーションが一層高まりました。このような貴重な機会を提供してくださったことに、心から感謝申し上げます。

北海道大学 B2

丹野 陽晴

非常に良い経験になったと思う。自分はまだ資源系の学科に入ったばかりで専門の知識はほとんど無く、受けた講義が難しく感じられたが、今後石油開発の分野に進むことにした場合にはこういったことを身に付けていけるよう勉強していけばいいのかという一つの指針が得られたと思うし、その予習にもなったと思う。また、他の学生の意識の高さにも刺激され今後の自分の活動へのモチベーションにもなった。今回のイベントを通して石油開発への興味が深まったので僕自身の進路の選択肢の一つとして考えて行こうと思う。最後に、このような貴重な機会を設けてくださった日本財団や先生方、企業の方々、今回関わった学生の方々に感謝したい。

北海道大学 B2

松井 秀太

私は今回、資源系の学部生として、いち早くエネルギー産業の分野を知り、理解を深めるべく今回のセミナーに参加しました。厳密には私が志望するのは金属系の研究なのですが、油ガス産業における、探鉱や評価、開発という流れは、金属産業に通ずる部分を感じました。まだ学部生で研究室にも配属していないのですが、今回のセミナーによって、具体的な研究開発や業務について知れたことで、将来するであろう研究室選びや就職の一つの指針になると思います。

北海道大学 B2

吉川 真生

私は学部2年での参加で、石油事業に関する知識が全くない所からのスタートでしたが、まずは大学の先生方の講義で知識を得てからの企業講演、そして企業訪問という非常に構成の練られたプログラムのおかげで100%満足のいく学習ができました。そしてさらに全国各地の情熱ある学生・企業の方々と交流でき刺激になりました。私たちは石油事業を目指し世の中の流れとは逆張りしているかもしれません。しかし、今回のように学び研究し議論する姿勢を忘れなければ、私も石油事業も地球とうまく付き合っていけると確信しました。改めて今回は本当に貴重な体験を提供していただきありがとうございました。

明治大学 B1

木立 倭乎

まず初めにこのようなセミナーを開催してくださったこと、参加できたこと本当にありがとうございます。石油、石炭について学んでいく中で、有限であるものをいかに有効的かつ持続的に次世代へ引き継いでいくのか、地球上に存在する資源との向き合い方について深く考える機会になりました。教授や企業からの講演や仮想シミュレーターを利用したグループワーク、企業訪問と4日間を通して私自身大きく成長できました。今回の貴重な経験をこれからの研究に生かします。

早稲田大学 M1

石黒 大地

今回のセミナーに参加し、非常に有意義な時間を過ごすことができました。専門家の講演を通じて海洋の石油開発における最新の技術革新について学び、参加者との活発なディスカッションも刺激的でした。特に、シミュレーションを通じたグループワークでは、新たな視点を得ることで、今後の活動に対する意欲が一層高まりました。今後もこのような機会を通じて、石油開発に関する知見を深めていきたいです。

早稲田大学 B4

大島 光平

今回はこのような貴重な機会をいただきありがとうございます。私は今回の活動を通して、多くの学生の方や企業の方と交流し様々なお話を聞けたことが一番大きな経験だと感じています。今までは研究室内や大学内など狭い範囲で石油について研究を行っている実感がありましたが今回の活動で様々な大学の方や企業の方が石油について考え日々努力していることが伝わったので自分のモチベーションも向上させることができました。今回の交流を生かして将来石油に携わることを共に行っていきたいと感じました。

早稲田大学 B4

野尻 晟太

石油・天然ガス開発に関する基本知識から実際の操業に至るまでの知識が講義や講演で学ぶことが出来ました。 またグループワークを通して、様々なバックグラウンドを持っている他大学の学生とお互いの知識や考えを共有することで新しい物の見方を身につけられました。最後に企業訪問を通して実際の社内の雰囲気や勤務環境を目にすることができ、将来を考える良い機会になりました。 宿泊場所も非常に綺麗でした。

早稲田大学 B4

橋詰 壮一郎

今回の石油開発夏の学校では、様々な分野を専攻する学生との交流を通じて石油業界をより深く知ることができました。特にグループワークでは各班がシミュレータ上での結果と実際のフィールドとを照らし合わせることで矛盾点を見つけて考察がされていました。発表された考察や改善策は、「何かがおかしい」、「どうしてこうなるのか」といった「研究」を行う上で重要な視点を起点としたものであり、今回のセミナーで習った内容や自身の経験や感覚から結論が出されていて、自分も普段からこうした行動ができるように見習わなければならないと感じました。

※順不同

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