ニュース
2024年03月11日
学生向けイベント
開催報告
課題解決型 海洋開発人材育成プロジェクト演習(PBL)
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、課題解決型学習(Project based Learning:PBL)のプロジェクト演習を実施しました。
今回は、本コンソーシアムの会員企業である、日本郵船株式会社、株式会社商船三井、ジャパン マリンユナイテッド株式会社、川崎汽船株式会社、戸田建設株式会社、株式会社IHI、株式会社INPEX、JX石油開発株式会社の8社よりビジネス上の実際の課題に対して、4名のチームで約3ヶ月かけ、その解決策を提案しました。
今回は、本コンソーシアムの会員企業である、日本郵船株式会社、株式会社商船三井、ジャパン マリンユナイテッド株式会社、川崎汽船株式会社、戸田建設株式会社、株式会社IHI、株式会社INPEX、JX石油開発株式会社の8社よりビジネス上の実際の課題に対して、4名のチームで約3ヶ月かけ、その解決策を提案しました。
開催概要
主 催 | 日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム |
---|---|
共 催 | 大阪大学大学院 工学研究科 地球総合工学専攻 船舶海洋工学部門 |
協 力 | 大阪大学大学院 工学研究科 飯田隆人 助教 東京大学 新領域創成科学研究科 平林紳一郎 准教授 |
実施期間 | 2023年9月15日(金)~2023年12月26日(火) |
参加者数 | 学生32名 |
今回のPBLを担当頂いた先生方からのひとこと
大阪大学大学院 工学研究科 飯田隆人 助教 |
学生の皆さんは普段大学では正解や模範解答のある知識型・スキル型の授業を受けていると思います。このPBL演習はそれらとは異なる能力を伸ばすためのプロジェクトです。PBLでは正解のない問題に対して、異なる背景を持つ学生たちがグループとなり、現実的な様々な制約(技術や資金、法規制など)を考慮しつつ、自分たちが良いと思うソリューションを提案します。その過程を通じて、問を立てる力、様々な制約を現実に落とし込む力、机上の知識の昇華、新たな実践的知識の獲得、自分の意見を伝える力、他者に寄り添う力、チームマネージメント、タイムマネージメント、プレゼン力などなど、様々な力を養うことができます。海洋開発産業は地球規模の課題や超巨大な構造物を扱うことが多く、自分一人の知識や能力ではなにもすることができません。そこで大切になってくるのは、それぞれがしっかりとした専門性を有しながら、他の専門性を持つ他者と協働し、自分たちの理想とする未来に向かって一歩ずつ前進していくことだと思います。このPBLでそうしたことを少しでも感じ取ってもらい、自分の中に落とし込んでもらえていたら幸いです。今後皆さんと未来の海洋開発産業を共に支える仲間としてともに働けることを心待ちにしています。 |
---|---|
東京大学 新領域創成科学研究科 平林紳一郎 准教授 |
短い期間でしたが、参加した学生にとっては長く感じた方もいるかもしれません。それほど今年度のPBLは中身の濃いものだったと思います。社会で実際に直面する課題は複雑かつ幅広い分野に渡り、一人で取り組むのは困難なものがほとんどです。そのようなときこそチームの出番です。人には得意なこと、不得意なことがあり、チームの中でお互いにサポートしあうことで非常に大きな力を発揮することができます。皆さんも今回のPBLでチームワークの重要さを実感したのではないでしょうか。さらに、メンバーと共同で何かを成し遂げる中で、将来に繋がるネットワークを作ることができるのもチームの大きなメリットです。皆さんがこのPBLで得たことが近い将来、きっと役立つ日が来ることを信じています。 |
企業・テーマ・チームメンバーの感想
※順不同