What's New
お知らせ

2017/03/03【開催報告】2017年02月18(土)-19日(日)開催 ライザー式科学掘削船「ちきゅう」を知りつくそう!


「ちきゅう」(提供:JAMSTEC) 



【目的】 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムでは、海洋開発人材の育成のため、海洋開発に関連する講義と現場視察を組み合わせたセミナー等を実施しています。
今回のセミナーで、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の保有する、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする掘削船「ちきゅう」を活用した研究や、掘削を支える技術を講義と見学両方から学び、理解を深めることを目的として実施しました。

【主催】    日本財団 オーシャンイノベーションコンソーシアム

【特別協力】 海洋研究開発機構(JAMSTEC)

【実施期間】 2017年02月18日(土)-19日(日)※1泊2日

【開催場所】 静岡県 清水港

【対象者】
・将来日本において海洋開発に携わる意思のある、関連する技術を学ぶ日本国籍を有する大学生、大学院生


【プログラム】 
02月18日(土)
10:20 JR清水駅東口に集合・バスで移動
参考:東京駅から8:26発「こだま639号」に乗り静岡駅乗り換えで清水駅に10:15に到着します
10:55 「ちきゅう」乗船
11:05-12:20 安全講習
12:20-13:00 昼食
13:35-14:15 イントロダクション
14:15-15:15 講義1:石油・天然ガスの海洋掘削概論と「ちきゅう」の運航業務の紹介
講師:日本海洋掘削株式会社
15:45-17:15 船内見学1:リグフロア、コアカッティングエリア、シェールシェーカー、マッドポンプ
17:15-18:15 夕食
19:00-22:00 サイエンスカフェ
JAMSTEC研究者と参加学生との交流タイム
02月19日(日)
5:00-7:00 朝食
7:00-8:00 講義2:CHIKYUの技術(船舶 概要)
8:00-9:45 船内見学2:ムーンプール、ライザーパイプ、機関室
9:45-10:30 避難訓練
10:30-11:15 記念撮影
11:00-12:00 昼食
12:15-14:15 船内見学3:船橋、ヘリデッキ、ラボ
14:15-14:30 チェックアウト
14:30-15:00 まとめ
・2日間の振り返り
・自由に質疑応答
15:00-16:00 修了式
・履修証明書授与
・記念撮影
・終了あいさつ
16:00 「ちきゅう」下船




芦田 崚(大阪府立大学 学部2年)
 今回はライザー式科学掘削船「ちきゅう」を知りつくそうというセミナーに参加させていただきました。
  オーシャンイノベーションコンソーシアムのテーマは「海洋開発」ということで、全国から「海洋開発」を志す大学生・大学院生の29名と共にライザー式掘削掘削船「ちきゅう」について学びました。
 セミナーは「講義」と「船内見学」を中心に行われました。
 講義において海洋開発の全体像、石油・天然ガスの海洋掘削、「ちきゅう」の運行業務や「ちきゅう」の技術について学びました。また船内見学ではリグフロアやライザーパイプなど様々なところを見せてご説明いただき、改めて規模の大きさを実感しました。
 セミナーを振り返ると非常に驚かされ続けた二日間でした。「ちきゅう」をみて大きくて驚いたのはもちろんですが、深海掘削の難しさを講義などを通してあらかじめ感じ、それを可能にする「ちきゅう」と船員の技術に驚きました。
 その上そこまで必要なのかと思ってしまうほどの冗長性のための設備にさらに驚かされました。
 また自分は学部2年ですが、他の学生との交流の中で異なる分野の研究等をたくさん聞くことができて、自分の進路・研究室選びにおいて参考になるものがたくさんありました。
 海洋開発に対する理解や視野を広げることができたことは収穫であると思います。
全体を通してスタッフ・船員の皆さんには非常に親切に質問等に対応して下さり感謝しております。
 今回のセミナーを通じて、さらに海洋開発に携わりたいと思ったので深く 勉強していこうと思います。
井上 千晴(筑波大学 学部3年)
 今回のセミナーは、名目通り「ちきゅう」を知り尽くすことが出来るプログラムでした。
講義で知識を学ぶだけでなく、実際に見学し、体験することで知識と現実の技術を結びつけることができました。
 また、質問を自由にできる環境だったので、引っかかった疑問をすぐ解消し、一層理解が深まりました。少し悔やまれることは、知識不足で説明してくださる内容を完璧には理解できなかった点です。
 私はちきゅうや掘削の予備知識がほとんどなかったため、例えば噴出防止装置は理解できても、BOPと言われてもすぐに何か分からなかったりしたので、略語をあらかじめ把握しておくべきだったと後悔しました。
 もう一つの反省点は、食事の時などに現場の人に積極的に話しかけなかったことです。英語も含めて、コミュニケーション能力を鍛える必要性を痛感しました。
 他にも反省点はありますが、それも含めて得た物はかなり大きいです。
見学や宿泊もですが、他の学生との交流もとても面白かったです。
 専門分野が違う方の視点は新鮮で、質疑応答の際などとても勉強になりました。
 特に院生の方は知識も多く、自分の考え、目標がはっきりしているような印象を受け、尊敬しました。
 他にも就職を考えている方など、私も先を見据えて頑張らなければといい刺激を受けました。とても楽しかったです、ありがとうございました。
 最後に、このような素敵なセミナーを開催してくださった関係者の皆様、講義や説明、案内をして質問にも丁寧に答えてくださった皆様に心から感謝申し上げます。
 この貴重な経験を生かして、技術発展に貢献できるよう頑張っていこうと思います。
岩場 公利(東京大学大学院 修士1年)
 今回のセミナーでは、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の保有する海洋深部探査船「ちきゅう」に乗船しながら海洋掘削を支える技術を学び、実際の船内に宿泊もしました。
 海洋調査船は存在を知っていても、普段実際に接する事のできる機会はほとんど無く、とても興味深い貴重な体験ができました。
 セミナーでは驚きや新たな発見の連続でした。まず開始当初から、「ちきゅう」の船体の大きさに圧倒されました。これまで写真等で見たことはありましたが、自分の持つ海洋調査船のスケールイメージを遥かに上回るものでした。
 船内では「ちきゅう」の掘削技術やそれを支える技術についての講義を受講することで知識を身に着け、それらの技術に関わる機器を見学することで能動的に学ぶことができました。
 私が特に印象に残ったのは、船からパイプを降ろして深海を掘削する際に必要とされる自動位置保持システム(DPS)です。
 掘削作業中は海底のある1点を掘削するため、パイプを降ろしている船には掘削位置に応じた場所で止まり続ける事が求められます。
 そのDPSの精度は船の全長約210mに対して、風・波・潮・うねり等様々な影響を受ける海上にも関わらず、ほとんどの場合誤差2mの範囲内に制御できる驚異の性能を持っていることに驚愕しました。
 船内では、実際に調査に携わっている方々と同じ場所で食事を取り、食事中に身近な距離でお話を聞けたことで、調査船の仕事のイメージを持つ事ができました。
 また、全国の大学から集まった海洋分野を学んでいる学生と交流でき、とても有意義な体験だったと思います。
 セミナーを通じて海洋開発に関する理解や興味が一層深まり、今後の研究活動さらには将来の仕事に、今回学んだ海洋開発技術を生かしていきたいと考えています。
小田 啓悟(東京海洋大学 学部3年)
 私は今回のセミナーを通して3つの言葉が印象に残りました。
 一つ目は「探求」です。研究者の方々がそれぞれの研究分野に応じて飽くなき探究心を持ち続け、その研究の舞台となる「ちきゅう」に1泊2日過ごすことができて大変刺激を受けました。
 物事の大小に関わらず、私も何事にも探求していく姿勢を持ちたいと感じました。
 二つ目は「挑戦」です。地震帯の研究や2000万年前の海底生物の研究といった未だ多くのことが解明されていない深海底の謎を解こうとする研究者の姿から、「挑戦」し続けることの大切さを学びました。
 最後に「人間」です。私は今まで船=商船のイメージでいたために、船の乗組員と言えば日本人若しくはフィリピン人でした。しかし、「ちきゅう」では、研究者や掘削部門、司厨部などでアジアに限らず、欧米出身の方も働く姿を見ることができました。食堂の食事も非常に国際的で、巨大な”ちきゅう”という船体の中で様々な国籍の人が、それぞれの想いを抱きながら働く姿に大きな感銘を抱きました。
 私はそのような「ちきゅう」の姿から、バックグラウンドは異なるが同じような目的を持ってこの「ちきゅう」に集った仲間と共に、「ちきゅう」の運航に携わりたいという思いが芽生えました。
北山 大典(鳥取大学大学院 修士1年)
 今回ちきゅうに一泊二日をした中で「ちきゅう」についての技術紹介や、コアカッティングエリアやラボなどの船内見学を行いました。
 「ちきゅう」については今行っている研究の参考文献として、読んでいる論文で「ちきゅう」の船について何回か読んだことがあったのですが、今回の講義では、やはり論文には載っていないような内容についての講義で非常に今後のためになりました。
 船内見学に関しても、論文では説明されていないことについての説明があったほか、言葉では言い表すことができないほどの船の設備を実際に見て、改めて船の規模の大きさを肌で感じることができました。
今回の体験セミナーで海洋開発がどのようなもので、また海洋開発の規模の大きさについて学ぶことができたので将来の職種として海洋開発に携わることができる仕事をしたい、という思がよりいっそう強くなりました。
桑原 佑典(東京大学 学部3年)
 今回、JAMSTECのライザー式科学掘削船「ちきゅう」に乗船、講義を受けるとともに船内を見学し、さらに宿泊するという体験をすることができました。
 本セミナーのタイトルの文字どおり、「ちきゅうを知り尽くす」ことができたと感じています。
 自分は今後地球科学分野の研究者になりたいと思っているので、実際に地球科学の研究の最前線ともいえる調査船の見学ができたこと、研究者や技術者の方々から色々なお話を聴けたこと、そして国際的な研究の場を肌で感じることができたということは今後の自分の人生における 大きな財産になったのではないかなと思います。
 それに加えて、様々な大学、様々な分野の学生たちと交流できたことで、自分の視野を広げることができたうえ、とてもよい刺激となりました。
 特に今回のセミナーでは「ちきゅう」の掘削技術と位置保持技術に関して詳しく学びました。
 海洋掘削の意義と海洋ならではの難しさを克服するためにいかなる技術が使用されているのかという側面から見てみると、「ちきゅう」は船舶として、あるいは掘削システムとして非常に高度なものであるということを実感しました。
 今後、大学においてさらに学習を進めていくにあたって、本セミナーで得られたことを踏まえながら、視野を広く持ちつつ、地球について深く考えていくことができたらいいなと思っています。
権藤 貴大(早稲田大学 学部3年)
 オーシャンイノベーションコンソーシアムの支援により科学掘削船「ちきゅう」の現場体験セミナーに参加させていただきました。
 このセミナーでは二日間を通してIODPによる研究概要および掘削船「ちきゅう」を支える技術を学び、実際の現場を見学することでその理解を深めようというものです。
 全国各地から参加した29名の参加者とともに、海洋掘削概論の講義、「ちきゅう」を支える技術、「ちきゅう」による研究内容、「ちきゅう」の船内見学を通して、日本最大の科学掘削船「ちきゅう」を学びました。
 講義では「ちきゅう」の掘削技術、それを支える船舶の技術について学んだ後に、実際に現場を見学することで学んだことをより深く理解することができました。
 また、その後の質疑応答やサイエンスカフェにおいて現場の方々のお話を頂き、貴重な経験をさせていただきました。
 また、食事などの生活を通じて、全国各所の大学の学生が様々なバックグラウンドを持った参加者と親交を深めました。
 それぞれが異なる目的と高い志をもって参加し、知識の共有などにより二日という短い間でしたが密な時間を過ごしました。
 技術的な観点で「ちきゅう」のすみずみまで学び得るという機会はとても貴重な体験でした。
 海洋開発に対して興味を抱くようになり、自分の将来の選択肢の一つとして考えるきっかけになりました。
 今回学び得たものを今後の研究活動に活かし、日本の海洋における資源開発の発展を担えるような研究を行いたいと思います。
佐藤 直樹(東京海洋大学大学院 修士1年)
 私は将来、海洋開発の現場で働くことを考えており、そのひとつである「ちきゅう」の見学、また船内生活の体験ができる良い機会だと思ったので、今回のセミナーに参加を決めました。
 セミナーでは講義形式で掘削業界のお話や、ちきゅうの技術的な紹介をして頂き、船内の見学をしました。
 そのため、講義内容の実物を見てさらに理解を深めることができたので、資料を読むだけでは理解できないスケール感など、実物を目の前にして初めて理解できる実感を持った知識が得られました。
 運行開始から10年以上たった今でも高い技術を持ち、世界の先頭で研究への貢献をし続けるちきゅうを余すところなく知る機会が頂けたことは本当に幸運だったと思います。
 夜に行われたサイエンスカフェでは乗組員の方々の生の声を聞くことができました。
 そこでは、乗組員の方々の仕事に対する思いや、私たちが知りえない苦労などを知り、乗組員の方々の仕事に対する熱い思いの一端に触れ、自分の目指す進路をより具体的にイメージできるようになりました。
 また、最後に行われた質問コーナーにて、過去にしんかいの潜行長もされていた田代広報部長のお話が聞けたので自分の希望している進路がより明確になり、自信を持つことができました。
 今回、このような場を設けていただき、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、並びに海洋研究開発機構地球深部探査センターの方々、ちきゅう乗組員の方々に深く感謝しています。
澤田 賢(早稲田大学 学部3年)
 今回のセミナーでは「ちきゅう」で実際に掘削に用いられている機械などの見学を行いました。私は大学で石油工学について学んでおります。
 大学の授業で掘削の機械や方法についてはある程度学んでいましたが、とても勉強になることが多かったです。
 実際に見た、ライザーパイプやBOP、「ちきゅう」という船そのものの大きさなどは自分が想像していたものよりはるかに大きくてとても驚きました。
 また、コアカッティングエリアでは有毒ガスに対する対策が行われていたり、ライザーパイプに海流によってパイプが振動するのを防ぐ対策をしているなどといったことは今まで知らなかったです。
 さらに、セミナー中の講義では「ちきゅう」が今までどのような調査を行ってきたかということなどが知れたのでとても勉強になりました。
 最も印象的だったのが東日本大震災の調査で温度計を入れることによって調査を行ったという点です。
 地震の調査にも様々な技術が用いられていると感じました。
 また、今回のセミナーでは自分の専門とは違う分野を専攻している参加者が多く、たくさん話をしたことで自分の知らないことが多いと感じ、とても刺激になりました。
 今回のセミナーでは普段見ることができない機械などを見ることができ、自分の知らないことを知ることができたのでとても良い経験になったと思います。
髙垣 昂佑(大阪大学 学部3年)
 怒涛の2日間でした。世界最高峰の科学掘削船に乗るチャンスがあるときいて、「ちきゅう」を高校時代から知っていた私は飛びつきました。
 本と動画でしかみたことのない科学掘削船に会える、それどころか中で一泊できる。
貴重な機会に恵まれ、本セミナーに参加することになった私は、遠足前の小学生のごとく往路の夜行バスでなかなか寝付けずに清水に着きました。
  プログラムはかなりシビアでした。乗船してから船を出るまではほぼ絶え間なく講義と見学。
 インプット量が非常に多く、海洋開発や掘削に関わる知識がどんどん増えました。
 特に驚いたのがDPSシステムで、大学で船の安定性や復原性を学んでいた私にとって「ちきゅう」の船位保持システムのクオリティ、リダンダンシーは想像の遥か上でした。
また船内機器はもちろん、推進システムやブリッジでさえバルクキャリアやコンテナ船のような一般的な船舶とは違いました。
 見たことない機械や装置だらけの船内で「これは」「あれは」としつこく聞いてもJAMSTECの方々は丁寧に答えてくださりました。
  膨大なインプットの中で過ごしたこの2日間はとても貴重な経験となりました。今後もこのような素晴らしいプログラムが続いていくことを願っています。
田口 朋(神戸大学 学部3年)
 今回のコンソーシアムでは、「ちきゅうを知りつくそう!」のテーマ通り、かなり細部までちきゅうという船の技術、行われている作業、実験について理解を深めることが出来たと思います。
 それは参加前に自分が予想していたものよりとても多くのものでした。
 これまで掘削業務について興味こそあったものの、得られる情報は関連会社のホームページなどのみで、現場の人機器や技術を学ぶ機会はありませんでした。
 しかし今回実際に船内見学の中で掘削機器を始めとする様々な機器を、現場の技術者の解説を交え紹介して下さり、一層業界についての理解が深まったように感じます。
 特に生の巨大のデリックを生で見たときの感動はまだ鮮明に脳裏に焼き付いています。
また、夜のサイエンスカフェでは集まった他分野の学生達と、JAMSTECの方々が用意して下さった問題に挑戦しました。
 一見すると訳のわからない問題も、それぞれ違ったバックグラウンドを持つ学生同士で議論を進めると正解に近づくことができ、楽しみながら有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 異分野だからこその視点や、思考のプロセスはとても刺激になりました。
 用意されたプログラム以外にも、何気ない食事の時間(とても美味しかったです)に、ちきゅうで働く職員の方々とコミュニケーションを取ることができました。
 見学や講義で感じていた何気ない疑問や、職務内容などの些細な部分まで伺うことができ、食事も毎回美味しく楽しく過ごせました。
 全体を通して、始めてのコンソーシアムへの参加でしたが見たもの、聞いたもの全てが自身のプラスになったと感じています。
 この経験を今後の研究や就職活動に活かしていければと思います。
武 里江子(横浜国立大学 学部2年)
どの講義・見学においても驚きと発見の連続で、あっという間の2日間でした。
大学の講義などでたびたび「ちきゅう」にまつわる話や日本の海洋開発についての説明を聞いたことがありましたが、やはり机に向かって得た知識以上に、自分の足で現場を歩き本物の船体や機材を見ることで得た知識は、大学を卒業した後も忘れないと確信しています。
また、今回のセミナーの大きな特徴である船内での宿泊を通して日本の最先端技術を引っ張る方々の生活を知って理系の現場をより身近に感じることができ、 自分もいつかこのような方々と一緒に働く可能性があるのだと、将来像を以前よりもはっきりと描けるようになりました。
私はまだ学部2年ですが、セミナーには全国各地から様々な学年の方がいらっしゃり同世代で似たような進路を考えている方々との交流もとても楽しく、 積極的な質問や意見交換を通して自分も頑張らねばと刺激を受けました。
この2日間で掘削技術や海洋開発の現状、探査船内の生活などについてかなり詳しいところまで学びましたが、 私が特に印象的だったのは「ちきゅう」に関わる皆さんの思いやりの心と未知なるものへの強い好奇心です。
船員それぞれが担っている役割は異なれど、その仕事が絡み合って共通の目標の達成を支えているのだという意識や、狭い船内で何ヶ月も過ごすという共同生活で生まれる思いやりの心が、 たった2日しか乗船しない私にもしっかりと伝わってきました。
ま た、「これを解析したらこんなことが分かった」「いつもこんな議論をしながら仕事している」など、主にラボで働く方々のお話を伺ったとき、強い探究心をもって調査や研究を「楽しんで」いらっしゃるのだということを強く感じ、これから理系のエンジニアとして働く上でも「楽しむ心」を忘れないようにしたいと思いました。
お忙しい中、つきっきりで案内してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
竹下 竜平(九州大学大学院 修士1年)
 今回の『ちきゅう』見学セミナーに参加することでオイル&ガス及び船舶海洋工学に関する知見を深め、そして地球深部探査船『ちきゅう』のチーム力の高さを知ることができました。
今回のセミナーでは実際に運行している船舶に寝泊まりすることで、これまで造船工学を専攻する学生として設計の対象としか見ていなかった船舶を、人が働き寝食をする生活の拠点として認識できる良い機会となりました。
この経験は今後エンジニアとして、船舶や海洋構造物を設計する上で必ず役に立つと思います。
また、昨年スコットランドでオイル&ガスに関して学んだ際に掘削の際に重要となる掘削機器や施設を写真やイラストでしか学ぶことができず、いまひとつ理解が浅かったドリリング分野に関して、実際に現場を見て、現場で働くプロフェッショナルから、詳細な説明を聞くことで掘削施設や設備、そして掘削のプロセスを学ぶことができました。
『ちきゅう』では航海と操船についての責任を負う船長、そして掘削地点で掘削作業の総指揮をするOIM(Offshore Installation Manager)の二人の責任者がおり、この二人の責任者の指揮の下、研究航海を行っています。
 今回船橋の見学では船長、掘削設備見学ではOIMからそれぞれ案内して頂き、質疑にも丁寧に答えて頂きました。
 見学中の話の中で印象的だったのが,船長とOIMがそれぞれ、「相手を信頼しているからこそ安心して自分の仕事に集中できる」という話をしていたことです。
 これまで海象の激しい場所等で『ちきゅう』が数々の実績を残してきたのは、こういった技術者や研究者そして乗組員の人達がお互いの信頼関係の下、一致団結して高いチーム力を発揮してきたからだと思います。
 この見学セミナーで海洋開発において、いかにチーム力が大切かを学ぶことができました。
 最後に今回の『ちきゅう』見学セミナーは一泊二日という非常に短いものではありましたが、大学の講義だけでは学ぶことのできない知見や海洋開発分野で働くために大切なことを学ぶことができました。
 今回のセミナーで学んだ経験を活かし、海洋開発を牽引できる人材となれるよう今後一層努力していきます。
竹室 祐貴(北海道大学 学部3年)
 私は大学では海洋生物に関することを学んでおり、このセミナーに参加するまでは海洋開発に関して興味はあるけれども詳しくは知らないという状況でした。
 今回のセミナーに参加するきっかけとなったのは関係者の方々から海洋開発に関する話を聞けるということはもちろん、実際に「ちきゅう」に乗船することができるということが大きかったです。
 今回のセミナーでは「ちきゅう」に1泊2日乗船しながら船内見学、講義を受けるという非常に満足した内容でした。
 講義は初めのうちは専門的な知識がない私には非常に難しかったですが、講義が進むにつれて内容の理解も深まりました。
 海底を掘削するためには様々な技術が必要とされ、そのための工夫が様々な点にされていました。
 特に印象に残ったのは掘削を行うときには掘りくずを除去するために泥水を循環させているということでした。
 この泥水を作成するための技術者の方もおられるということにも驚きました。
 今回のセミナーに参加している他の学生の方たちは海洋開発に関する知識を持っている方たちが多く、他大学の学生との交流が持てたことも非常に良かったです。
 また「ちきゅう」の見学は非常に面白く、現場を実際に体験できたということは非常に大きな経験となりました。
 はじめに「ちきゅう」を見たときは想像していたものよりも大きくて驚き、船内見学が進むにつれて掘削船という特殊な船舶の特徴も理解することができたので非常に良かったです。
 外から見ているだけではわからない部分も多く、船内見学の時間も非常に有意義なものとなりました。
 特に「ちきゅう」は掘削船なので他の商船などとは異なり船の速度は求められておらず、代わりに定点から動かないようにすることが求められています。
 これをもとに船は設計されており、様々な技術が集結されていることに感銘を受けました。
 今回のセミナーでは海洋開発に関して具体的なイメージを持つことができ、非常に貴重な経験となりました。
 「ちきゅう」という船にも様々な専門的な技術を持っている方たちが乗船していることがわかりました。これから自分はこの経験を将来に生かしていきたいと思います。 このような貴重な経験をさせていただき、関係者の方々本当にありがとうございました。
田中 隆太(大阪大学大学院 修士1年)
 今回、2日間という短い中でしたが、参加目的としていた「海洋開発や地震研究の最前線を知る」という目標を達成したと思う。
 実際に見学してみないとわからないような、居住性や作業員のかたの雰囲気などを知れてよかったと思う。
谷口 拓也(大阪大学大学院 修士1年)
 私が今回の現場体験セミナー「ライザー式科学掘削船「ちきゅう」を知りつくそう!」に参加した理由は、大学で船舶海洋に関する勉強をする中で、科学の最先端で活躍する特殊船として「ちきゅう」に関する話題を幾度か耳にし、その「ちきゅう」を自分の目でぜひ見て見たいと思ったからです。
 私が最も興味深かったのは「ちきゅう」は掘削を目的にした船であり、進むことよりも留まることに重点が置かれているということです。
 アジマススラスターと呼ばれるプロペラが6つも付いていたり、バルバスバウがなかったり、ヒーブをコントロールするための装置があったりなど、今までの船に関して学んできたことと違う部分があり、勉強になりました。
 将来、造船に携わる仕事をしたいと思っている私にとっては、特殊船の「この目的のためにこの装置がある」ということ学べた体験は非常に貴重でした。
 また、セミナーには他大学からも多くの学生が来ており、その中には私と同じように船について学んでいる人もいれば、全く異なる分野を学んでいる人もいて、その人たちと2日間を共にし、様々な話しをすることはいい刺激になったと思います。
 最後に、食事のビュッフェがおいしかったことも「ちきゅう」の素敵なところの一つだと思いました。
丹羽 慧祐(横浜国立大学大学院 修士1年)
 まずは実際に「ちきゅう」に乗って、ライザーパイプやBOP,クレーンといった機器を見ることで、そのスケールの大きさに驚きました。
 また、200名が一つの船の中で生活し、操船し、研究している現場の雰囲気を感じ、プロジェクトの壮大さを知ることが出来ました。
 今回のセミナーでは見学や講義において、現場の最前線で働く人から詳しい話を聞くことが出来、普段は知ることのできないような「ちきゅう」の詳しい部分まで知ることが出来て良かったと思います。
 私は特に「ちきゅう」に搭載されている設備について興味があったのですが、機関室からライザー管まで、ほとんどの場所の見学をさせて頂けて、更に機器を実際にどう扱っているかといったオペレーション時の工夫等、現場でしか聞けないことを知ることができて大変満足です。
 また乗船員さんとの交流や船室での一泊はちきゅうでの生活ぶりも知ることができ、興味深く感じました。
 私は海洋開発船周りの流体シミュレーションを学校の研究で行っているので、今回のセミナーで経験は研究に大いに役立ちます。
 今回のセミナーで得た知見を用いて、海洋開発船をより良いものとし、乗船員の方々がの活躍の場を広げられるよう、研究に励みたいと思います。
野上 瞭(九州大学大学院 修士1年)
 今回の現場体験セミナーでは、ライザー式化学掘削船「ちきゅう」に一泊し、ライザー式掘削技術や内部の様子など細かに見ることが出来ました。
 このセミナーに参加し得たもので、この先の活動に活かせるようなものが大きく分けて三つありました。
 一つ目は、実際の掘削リグのスケールをその目に焼き付けられたことです。
 掘削リグを持つ施設に直接見学を行える機会は日本にはここ意外に無いと思います。
 二つ目に、掘削技術を持つ方たちに、直接技術に関することを聞けたことです。
 掘削に関して、実際の技術者に話を聞こうとなると、中々実現しません。なぜなら、掘削技術を必要とする海洋開発の主なフィールドは海外になるためです。
 せっかく知る機会を得られても、言語が異なれば意思疎通を行うことが容易ではありません。
 今回は、日本人の技術者もいたため、十分に質問をぶつけ、疑問を解消していくことが出来ました。
 さらに、講義でも細かに詳しく教えていただき、膨大な情報を吸収できました。
 三つ目に、船上生活を主とする職業についてよく考えることが出来たことです。
 4週間船の上で生活し、4週間休みをもらう生活を送るとはどういうことか、そのかけらでも知れたことは大きいと思います。
 食や居住施設について実際に体験することで、将来について以前より明確になったと思います。
 一泊二日という短い間でしたが、貴重な財産を数多く得られたと思います。
花木 孝明(大阪大学 学部3年)
 コンソーシアムの支援により、「ちきゅう」を知り尽くそう!セミナーに参加させていただきました。
 参加した理由は自分の専攻する分野について知識を増やし理解を深めたいと思ったからです。
 結果から言わせていただきますと、思っていた以上に詳しく説明していただき、また質疑応答に対しても丁寧に教えていただけたので、非常に満足のいくセミナーとなりました。
 この場でJAMSTEC、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの皆様ならびに関係者の皆様へ感謝を申し上げます。
さて、今回のセミナーでは講義と見学の2つを通してライザー式科学掘削船「ちきゅう」について学びました。
 知識を持っている状態で見学するのと持っていない状態で見学するのとでは理解の度合いも変わってくると思います。
 また、見学時の着眼点も鋭くその結果、質疑を通してさらなる理解を深められたと感じております。
 そのおかげで僕自身もたくさんの知識を得ることができました。
 セミナー1日目では掘削に関する講義で大まかな内容を把握した上で、「ちきゅう」による掘削の紹介を受けました。
 その後、リグフロアやデリックなどの掘削作業に関係する施設を見学しました。
 夕食の後はサイエンスカフェという時間があり、JAMSTECの研究者の方々や同じセミナー参加学生と交流を深めつつ、「ちきゅう」に関するクイズに挑戦しました。
 セミナー2日目では主に「ちきゅう」の技術に関する講義を受け、実際にラボや船橋、機関室などを見学しました。最後に質疑応答の時間が設けられ、本セミナーは終了しました。
 2日間という短い時間でしたが、たくさんのコンテンツが詰め込まれており、非常に内容の濃いセミナーとなっておりました。
 内容が濃い分、ハードなものとなっていたのでかなり疲れてしまいました。
 しかしながら終わった後に自然と出てきた感想は「疲れた」ではなく「楽しかった」でした。
 楽しみながらも様々な専門知識を得られ、世界的に進んだ研究を間近で見られたという経験は貴重であり 、行ってよかったという気持ちでいっぱいです。
 この経験を活かせる機会がくるのが今から待ち遠しいです。
原 健(大阪大学大学院 修士1年)
 今回の現場体験セミナーでは、ライザー式科学掘削船「ちきゅう」を訪れました。一泊二日という短期間で、海洋掘削に関する概要、「ちきゅう」の掘削技術、船舶としての技術などを、座学と見学を通して学びました。
 私はもともと、船舶としての「ちきゅう」が持つ特徴などについて興味がありましたが、それだけに留まらず、多くの点で有意義なセミナーになったと感じています。
 まず、クルーの方々から直接話を聞き、実際に船に泊まり込みで機器を見学したことで、本で得るものとは違う、心に残る知識を得ることができたと思います。船全体を自分の足で歩き回ったことで、実際にどのようにして「ちきゅう」が運航され、掘削、研究が行われているのかということを具体的に想像することができました。
また、私と同様の専攻分野の学生だけでなく、水産や航海士、生物、材料、地球科学等といった、普段はなかなか交流する機会のない分野の学生と語り合う機会は、大変刺激的でした。「ちきゅう」を通して行われる研究は、海底資源や地球環境変動、地震のメカニズム、極限生物など様々なものがあります。
 海洋というフィールドが多くの分野にまたがったものである、ということを実感するのに、「ちきゅう」の見学というのは絶好の機会であったのではないかと思います。
半野 弘樹(東海大学 学部3年)
 私は現在フィールド観測を中心として地球環境および海洋環境の変化を化学的手法により解明あるいは考察する研究室に在籍しています。
 普段の大学生活では講義や実験を通して、海洋環境や地球環境に関する項目を学ぶ毎日であり、写真のみならず実際の航海で採取された試料を取り扱うこともあります。
 しかしながらこのような実際の掘削の現場や研究の第一線に触れられる機会はなかなかありませんでした。
 今回、国際深海化学掘削計画において主力船として活躍する「ちきゅう」に触れられるとともに現場で活躍されている研究者の方々や、主催である日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム協力企業の日本掘削株式会社(MQJ)の方からの講義を受けることで、実際のフィールドで採取された堆積物や試料を扱い、実験・分析を行う中で過去の地球環境の復元や現状の把握、未来の地球環境変動予測を行う分野の必要性や技術力の高さを感じました。
 そして重要な場面のみならず、それらは技術を利用する人間の努力や知識・技能にて生かされていることを学びました。
 今後の卒業研究や人生設計などに関わるお話も聞かせて頂き有意義な二日間となったことは勿論のこと、多くの方がこのセミナーに携わってくださり海洋開発事業や地球科学・海洋学を対象に研究する分野への期待度を感じました。
福岡 純一(名古屋工業大学大学院 修士1年)
 今回、自分の扱う研究サンプルがどのように採取されているのかを学びたいと考えセミナーに参加させて頂きました。
 セミナーでは様々な設備を詳細に説明して頂き、大変理解が深まりました。
 なかでも魅力的だったのはやはりリグフロアで、その規模の大きさや掘削の難しさを体感することができました。
 ライザーパイプも自分が想像していた以上に大きく、驚きました。
ライザーテンショナーやDPSなど、海の上であることから様々な設備が搭載されていることにも感銘を受けました。
 また、講義で船の設備や掘削に関することを学ぶことができたので見学がより魅力的であり、理解を深めることにもつながりました。
船上での生活面においても様々な体験ができました。
 なかでも私が楽しみにしていた食事は大変美味しく、つい食べ過ぎてしまうほどでした。
 娯楽室でも船員の方々にやさしく接して頂き、ダーツを体験するなど船上の生活を実際に体験することで『ちきゅう』についてより多面的に学ぶことができたのではないかと考えております。
 また、多様なバックグラウンドを持つ全国の学生の仲間と接することができ、非常に楽しく様々な知識を吸収することができました。
 今後の研究生活においては今回学んだことを自分のバックグラウンドに反映させ、より明確なイメージをもって実施していけるのではないかと考えます。
 また、倉本センター長が仰っていた「Serendipity」という言葉を忘れず、今回の体験を研究だけでなく就職後の人生においても活かしていくことができればと思います。
福田 健悟(横浜国立大学大学院 修士1年)
 今回の地球深部探査船「ちきゅう」の1泊2日の現場体験セミナーは土木系、建築系や電気系など幅広い分野を網羅しており、とても内容の濃いセミナーでした。大学の講義では決して聞けない現場の生のお話を聞けることや、体験できたことが本プログラムの一番の魅力だと思います。
 私は、本プログラムに参加して自身の専門分野の理解を深めることは勿論、昨今の国内外の海洋開発の現状や問題点を多方面の専門スタッフから詳しくお聞きすることができたので、自身の見聞を広げることができました。また、北は北海道、南は九州と他大学の学生との意見交換や交流をする機会が多く、コミュニティーを広げるこができたことも本プログラムに参加して得た収穫です。
 このような機会がまたあれば是非参加したいと思います。
藤川 凛太郎(筑波大学 学部4年)
 私は大学でCO2ハイドレートというものを研究しているのですが、この分野に造詣ある人は少なく、 議論をする機会がなかなかありませんでした。それどころか、大学に海洋関係のコースがないことが災いし、海洋業界に興味を持つ友人さえ工学部にはいない状態でした。そんなもやもやした気持ちを抱えながら生活している時に本セミナーの存在を知り、知った10分後には応募を完了させていました。
 セミナー当日、一人での参加だった私は少しアウェーかなと思っていたのですが、そこは同じ業界を志望する方々が集まっているせいか、すぐに研究や海洋の話で盛り上がれて安心しました。講義では日本の海洋開発の第一線の方から現場でCO2ハイドレートが発見された話があり、 私は一人でテンションが振り切るほど興奮してしまい、食事の時にお話を伺い、初めて知ることを多く教わりました。その他にもサイエンスカフェ等、現場の方々と交流する機会が多く、メタンハイドレート等、興味ある話がたくさん聞けて、生きた知識を身につけることが出来ました。
 また、本セミナーのメインである「ちきゅう」の見学の際にはなんと、ちきゅうの責任者お二人から付きっきりで解説を受け、その圧倒的なスケールでありながら計算されつくした緻密さにただただ感動を覚えました。
 大袈裟と思われそうですが、そのくらいちきゅうの掘削船としての完成度は高いと感じました。
 工学部でありながら機械系の研究をしていない私にとってちきゅうは、重工業製品の魅力を十分に教えてくれる存在となり、造船に対するイメージが大きく変わりました。また、本セミナー参加者は造船から航海士といった幅広い専攻の方がおられ、質疑の際に自分では全く考えなかった質問がこれでもかというほど続き、非常に勉強になると同時に刺激を受けました。
 本セミナーでは現場の方から学んだ知識、自分と同じく海洋開発に興味を持つ友人を得ることができ、そしてなにより非常に楽しい2日間を送ることが出来ました。
 ありがとうございます。
古谷 嘉崇(東京理科大学 学部3年)
 世界の中でも最大規模を誇る「ちきゅう」を、現場の方から直接学べる この機会は私にとって刺激の多いものでした。
 そもそも私は海洋開発の「か」の字も知りませんでした。自分はセンシング技術に興味があり、スマートフォンの中に入っているような地上で汎用的に使われるセンサーだけでなく、深海や地下のような厳しい環境にも耐えられる優れたセンサーも社会に必要なのではないかと考えていました。
 そこで海洋開発について調べているうちに本プログラムに出会い、現場でどんな技術が使われているのかとても気になり応募した次第です。このセミナーで得た素晴らしい経験はいくつもありますが、どれも自分の目で見て考えられたことが大変貴重でした。
 海洋開発や「ちきゅう」に関する講義を拝聴した後、現場を動かすクルーの方々から船内設備を次々と案内していただけたことで、「ちきゅう」についてマクロミクロ両方に深い理解を得ることができたと思います。
 また、「ちきゅう」に携わる多くのスタッフの方々に質問して答えていただけたことは自分の志しに新たな視点を与えてくれました。
 さらに、参加者の方々と他愛なくお互いの研究や志しを話し合ってる中で、ふとお互いの分野の常識が異なること、けれど関心や目的は共通していることに気づき大変面白かったです。
 初めは海洋開発と全く関係のない専攻の自分が専門的なセミナーに参加して大丈夫だろうかと不安もありましたが、門外漢には門外漢なりに多くの深い気づきを得ることができたと思います。
 最後に、「ちきゅう」の活動に携わる方々と海をキーワードに研究されてる学生の方々に出会えたこと、また本プログラムを企画してくださった皆様に感謝申し上げます。
松尾 藍(早稲田大学 学部3年)
 今回、現場体験セミナーに参加させていただき、滅多に見学できない船内を見ることができたり、 なかなか聞くことのできない実際に船内で働く方の貴重なお話を聞くことができ、とても良い経験になりました。
 私は掘削技術についてとても興味があり、将来はドリリングエンジニアを目指していますが、今回のこのセミナーに参加した人の中には、航海士を目指している人、コア分析に興味がある人、造船を学んでいる人、様々な人がいました。
 その人達との交流は、自分の知らないことを教えてもらったりとすごく良い刺激になりました。
 船内見学では、ラボ、船橋、ムーンプール、機関室などをまわり、丁寧に説明をしてくださり、「ちきゅう」がどれほどの高い機能をもった掘削船であるのかを改めて感じることができました。
 また、「ちきゅう」で働く方の実際の船内の生活も生で見ることができ、集団生活を送る現場の雰囲気というものを感じることもできました。
 このセミナーを通して、海洋開発はとても魅力的であり、また、そこで働く方々も素晴らしい方々ばかりで、自分も現場に携わりたいと強く感じることができました。
三津山 峻平(北海道大学大学院 修士1年)
 私は大学院で資源工学を専攻しています。私たちの身の回りにある、あらゆる製品の原材料となる資源に強い関心を持っており、その資源の調達に携わる仕事に興味があります。ホームページにて海底に存在する資源の採取が紹介されていることから大変興味深く拝見しました。
 海底熱水鉱床やマンガン団塊、レアアース、メタンハイドレートなど、これらの資源がどのような設備によって採取分析されているのか非常に興味があり、この見学会を通じてその一端を垣間見ることができればと思い、今回応募致しました。実際に参加してみて一番印象に残ったことは、ちきゅうが持つ技術力です。
 船底に6つものスラスターが設置してあり、風や波、うねりを受けてもその場所にとどまっているという技術や、海底に予め設置してある装置にパイプをつなげる技術は非常に興味深いものでした。
 これらの装置は、普段の生活では決して見ることができないものです。
また、日本各地から集まった学生と自分の研究や専攻について話し合い、お互いの意見をぶつけ合うという非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 今まで、私はちきゅうに馴染みがあまりありませんでしたが、今回の見学を通じて、海洋掘削技術の重要さを学ぶことができました。
 この経験は一生忘れることは無いでしょう。
茂手木 竜也(鳥取大学大学院 修士1年)
 現在、私は日本海沖の表層型メタンハイドレートに関する研究を行っております。
 今回見学させていただいた掘削船”ちきゅう”は、メタンハイドレート海洋産出試験や上越海丘での基礎試錐にも用いられており、日本が誇る調査船であることから本セミナーに参加いたしました。
 非在来型資源の成因解明や調査手法などの研究を行なっている海洋研究開発機構(JAMSTEC)や日本で唯一のOffshore Drilling Contractorとして海洋掘削工事を行っている日本海洋掘削株式会社等の方々から多くのことを学ぶことができ非常に濃い講義でした。
 船内の見学では、スケールの大きさと技術の進歩を感じました。その中でも私が一番印象的なことはラボの広さです。コアカッティングエリアや微生物、地球科学で各フロアがあり、研究に関する環境の素晴らしさに驚きました。さらに世界で唯一CTスキャン装置を乗せており、”ちきゅう”のアイデンティティを見受けることができたと思います。サイエンスカフェではグループワークで回答する能動的な形式で愉しく学ぶことができました。
 また、グループにより様々な視点から考えることで、柔軟性の大切さを感じました。全国の大学から様々な学科の方々と海洋開発を多角的な視点から考えることや、将来のビジョンを話し合うことでき、今後より深く学んでいきたいと考えています。
渡瀬 清志郎(早稲田大学 学部3年)
 私は、今回ライザー式科学掘削船「ちきゅう」を知りつくそう!セミナーに参加しました。
 掘削技術や海洋開発に関する講義、船内見学、サイエンスカフェ、船内生活と充実の2日間でした。
 私は、4年次から掘削技術をメインに研究する研究室に所属するので、ドリルやBOP、ライザー管など掘削に関する機械を見学することが楽しみでした。
 実際に見学をしてみてそのスケールの大きさや一つ一つのプロジェクトの重要さが伝わり、また自分が見たかった機械だけでなく他の機械、全ての乗組員全体が一つにまとまって成せる仕事であることがわかりました。
 掘削といっても様々な分野の技術が集結しており、その幅広さが知れたことが私にとって大きかったです。
 また講義、見学において一つ一つのことに対する説明がわかりやすく、まだ勉強をしていない私でも理解できました。それでも難しい部分はかなりあったので、専門用語、知識を身につけ、今回の出来事を思い出してみようと思います。
 そして、充分な知識が身につけられたところで自分の進路を決めようと思いました。
 この2日間のセミナーを通して私は、自分の将来に関わる貴重な現場体験ができたと思います。
 4年次からはコンピュータに向き合うことが多くなるので、3年の内にこういった現場を体験できて良かったと心から思います。


【問い合わせ】
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム事務局 
TEL: (03) 6229-2611 / FAX (03) 6229-2626
E-mail: ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp

ページの先頭へ