02洋上風力発電の開発動向
図)着床式、浮体式の支持構造の種類(NEDO)
洋上風力発電には、風力発電機を支える支持構造物が海底に固定された着床式と支持構造物を海中に浮かべて係留させる浮体式に大別されます。
着床式には、主にモノパイル式、重力式、ジャケット式の3種類があり、設置する海域の水深や海底の地形・地質等に合わせて利用されています。浮体式は、セミサブ式、スパー式、緊張係留式等の利用が検討されていますが、設置事例が世界的に少なく、日本が先行できる可能性のある分野だとみられています。
写真)福島で行われている浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業
日本では洋上風力発電の導入は始まったばかりで、着床式、浮体式の試験的な導入が進められています。欧州に比べ急に水深が深くなる日本周辺の海では、浮体式洋上風力発電が主力となると考えられおり、 政府を中心として実証研究が進められています。