今回のサマースクールでは3つのグループに分かれ、それぞれの観点から一つの事業を立案するというプロジェクトを行いました。
「政府」、「地域」、「商業」の3つのうち、私は「地域」という目線から事業を立案しました。「地域」とは何なのか。これを明確に設定し、一貫性のある事業を提案することが最も難しく感じたところでした。
地域の人が求めているものってなんだろう?この疑問を抱えながら、Orkney諸島の現地視察に向かいました。「地元の人が最も求めているものは持続的な雇用だよ」地元企業の生の声が聞けました。彼らは、各地から実証実験のインストールをサポートするサプライチェーンに転職していました。彼らは、各地から実証実験を行いにくる開発者をサポートし、開発者は彼らに雇用機会を与えています、相互補助の関係が成り立っており、地域と事業がうまく回っている様子を直に見ることができました。持続的な雇用というすごくシンプルな事でしたが、地域が求めていることとして、とても納得がいきました。
写真)修了式にて(Courtesy of Robert Gordon University)
写真)掘削リグオペレーションのシミュレーター体験
このように、現地視察を通してリアルな情報と多くのヒントを得ることができ、自分たちの事業案を完成させることができました。
最終日のプレゼン後に、企業の方から「事業案がわかりやすく、地域の将来像のアイデアも面白い」と評価していただいたこと、そしてグループで2週間以上かけて、一からプロジ ェクトを作り上げたことはとても大きな自信になりました。