スコットランドはアバディーンにあるRobert Gordon University (RGU)でのサマープログラムに参加コンソーシアムの全面的な支援の下、RGUでのサマースクールプログラムに参加させていただきました。
北海油田開発及び海洋エネルギー開発を牽引してきたスコットランドにて1ヶ月に渡り、海洋開発の最前線を学びました。
写真)ストーンヘブンでジャンプ
プロジェクトでは、私は3グループの中のBusinessグループとして発表しました。海洋エネルギー発電でのbusinessを成功させるためどうしたらいか、5人のメンバーそれぞれが独自のアイディアを持っており、それらのアイディアをどうしたら上手く論理的にまとめられるかという点にて苦労しました。
発表直前まで発表資料の精査を繰り返した結果、最後のプレゼンではどうにか自分たちのアイディアをまとめ、プレゼンを成功させることができました。
今回のサマースクールプログラムは1ヶ月と大変短いものでしたが、同時に非常に内容の濃いものでした。第一週目のoil&gasにする講義では、oil&gas産業のoverviewに始まりE&P(Exploration & Production)、Drilling and Drilling operation、及びsubseaとoil&gasに関する知識を幅広く学びました。第二週目の海洋エネルギーにする講義では、海洋エネルギーに関するoverviewに始まり、洋上風力発電、潮流発電及び波力発電それらの原理や長所短所を学びました。
写真)Wyatt先生と
第3週目はスコットランド北部、数マイル沖に位置し、海洋エネルギー開発分野において最先端の研究開発が実施されているオークニー諸島にて、海洋エネルギー開発の動向、オークニー諸島の現状及び実証試験の視察を行いました。オークニー諸島には、波力及び潮力発電の実証試験を行う欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)があり、そこが中心となり、産学官がガッチリとスクラムを組むことで、諸島全体で再生エネルギー開発に取り組んでいます。日本が海洋エネルギー開発に乗り出すために何が必要かを考えさせられる良い機会となりました。実証試験機見学では、欧州各国の企業による新しいアイディアの発電機を見ることができ大変刺激的なものでした。
第4週目は海洋エネルギー発電を導入するためのプロジェクトマネジメントやCSR(Corporate Social Responsibility)を学びました。
今回のサマープログラムを通じ、海洋工学に関する専門知識を深め、また海外での比較的長期間に渡る生活と講義での質疑応答及び最終プレゼンを通し英語力を高めることができました。そして、何より海洋工学という日本ではまだこれから更に発展が期待される分野を共に将来、成長させていくであろう、14名の大切な仲間を得ることができました。