世界の海洋開発をリードする英国・スコットランドにて海洋開発サマースクールプログラムを実施し同国ロバートゴードン大学(RGU)での実践的な講義、オークニー諸島の視察を通じて海洋開発の最先端を学んだ。
さらに、海洋再生可能エネルギー開発をはじめとする海洋石油・天然ガス開発を含む海洋開発全般を学んだ。また、グループワークを通じて日本における海洋再生可能エネルギーのプロジェクトマネージメントを行い成果発表会では各々の班で教授(RGU)の方々の前でプレゼンテーションを行った。
写真)修了式にて (Courtesy of Robert Gordon University)
講義は主に4Weekに分けて行われた。
1週目では海洋開発産業における背景と現状を中心として行い主に海洋石油・天然ガス開発について座学を中心に学んだ。私自身学んだことがない分野であり難しかったが、新たな発見もあり知見を広めることが出来たと思う。
2週目では再生可能エネルギーについての講義が行われた。スコットランドでは波力、潮力、風力に力を入れており特にその分野の講義が多かったように思える。また、エネルギーに対する知識だけでなく、プロジェクトマネージ メントの講義もあり日本ならではの漁業権についても深く考えることが出来た。さらに、実際に海洋開発における掘削シミュレーションも行うことができた。
3週目では実際にオークニー諸島を視察し、大規模なフィールド実習を通して最先端の再生可能エネルギーを肌で感じることができた。
4週目では今まで学んだ知識をもとに、政府(government)、コミュニティー(community)、ビジネス(business)日本に おける再生可能エネルギーの導入のプロジェクトマネージメントを行った。私は政府の立場でプロジェクトを行ったが、ディスカッション形式の講義が初めてで、エネルギー技術に対する理解だけでなく漁業権やその海域特有の問題など様々な壁にあたり自分の専門分野以外の幅広い知識もエンジニアとして必要であると身をもって体験すると同時に周りの仲間達からいい刺激を貰いました。また、最終日にはRGUの講義をしてくださった教授をはじめ様々な方々を前にプレゼンテーションを行った。
写真)グループディスカッションの様子
私生活については私自身初めての海外ということもあり会話に とても困り、自分の英語能力の向上がさらに必要だと痛感しました。
タクシーが予定していた時間に来ないなど、日本なら確 実に達成できるように予定をたてて動くが英国は全てが上手くいくと仮定して予定をたてているのだと私は感じ、そういった ところで日本との文化の違いを感じた。さらに、英国にて日本で「ごめんなさい」を聞くよりも「sorry」を聞く回数の方が多く感じました。他人を思いやる気持ちが色んな場面で感じ取ることができた。