産業紹介
洋上風力発電開発の産業構造

海洋上風力発電は、欧州を中心に導入・普及のための取り組みが進んでおり、今後産業として大きな成長が期待されています。特に、欧州では、2030年に年間投資額約16兆円の市場が形成され、現在の6倍の設備容量が導入され、18万人分の雇用を生むと見られています。

洋上風力発電開発の産業構造

  2015年 2030年
投資額 約1,6兆円 約16兆円
発電設備容量 11,027MW 66,488MW
基数 3,230基 11,081基
雇用   18万4千人

洋上風力発電開発の産業構造

市場の拡大とともに、開発の主体となる発電事業者のもと、エンジニアリング、製造や設置工事等の業務を請け負う各種コントラクター、風力発電機等を供給するマニュファクチャラーからなる大きなサプライチェーンが構築されつつあります。

洋上風力発電開発の産業構造イラスト)洋上ウィンドファームの主要構成要素

オーナー(主な関連企業)

発電事業者 洋上風力発電の建設に必要な資金を負担し、建設した洋上風力発電を保有し、保守・運用します。

オペレーター(主な関連企業)

エンジニアリング会社 発電事業者から洋上風力発電の設計、調達、製作、設置等を一括して請け負います。
マリンコントラクター 自動昇降台船や風車設置船等を利用して、支持構造物の設置作業や風力発電機の組み立て工事等の海洋工事を行います。
ケーブル敷設会社 ケーブル敷設船等を利用して、陸上から洋上の変電所もしくは変電所から風力発電間等の送電ケーブルの敷設工事を行います。
港湾オペレーター 洋上風力発電を建設、保守・運用する際に拠点となる港を管理します。効率的に建設、保守・運用作業が行えるよう、洋上風力発電の部品の保管や風車設置船への積み込み等を行います。

マニュファクチャラー(主な関連企業)

風力発電機メーカー 洋上風力を受けた風車の回転エネルギーを電気に変換するタービンを製作します。陸上向けの発電機を製造する会社の一部が洋上向けの製造も行っています。
支持構造物メーカー 風力発電機を支える支持構造物等を製作します。巨大な支持構造物を生産するため、造船会社等が製作しています。
電気設備・ケーブルメーカー 洋上風力発電所を建設するために必要な電気設備や送電ケーブル等を製造します。発電機と同様に陸上向けの製品を製造する会社の一部が製造しています。

01洋上風力発電の開発に利用される設備

調査船

海底生物や魚類、鳥類等に生物調査や、気象、海底地形、地盤調査等の調査を行うために必要な機器を搭載した船です。

調査船

海洋工事に使われる船
自動昇降台船

洋上風力発電の支持構造物の据え付け工事や風車の組み立て工事を行うためのクレーン等を搭載した台船。台船の四方に上下に動くレッグを搭載しており、作業時には海底にレッグを下ろして台船を固定します。

自動昇降台船

風車設置船

洋上風車の建設工事に特化した設置船で、昇降可能なスパッド(脚)とクレーン、組み立て前の風車を搭載できるデッキを装備しています。作業時にはスパッドを海底に下ろして、船体部分を海面上に浮かべて固定し、風車の組立作業を行う。

風車設置船

ケーブル敷設船

電力ケーブルや情報通信ケーブルを敷設するための船。敷設するケーブルをリールの様に巻き取るケーブルタンクを搭載しており、船内から海中にケーブルを繰り出す際にハンドリングに利用されるシーブと呼ばれる滑車を船首もしくは船尾に搭載している。

ケーブル敷設船

アクセス船

洋上風力発電への人員輸送を目的とした船。高速での航行時に安定性が高く、また、洋上施設への乗降を安全に行える機器を搭載しています。

アクセス船

ページの先頭へ