産業紹介
海洋開発とは

海洋開発とは

写真)海の恵みと人類のイメージ

人類は有史以来、魚介類等の海の恵みを利用することで豊かな暮らしを実現してきました。技術が進歩するにつれて、海を利用する形は、水産資源の利用から海上輸送や干拓、埋め立て等へと広がっていき、そのスケールも大きくなってきました。
海洋開発は、これら在来型の海洋利用以外の新しい分野での海洋の有効利用を指しています。技術の進歩とともに分野は拡大し、海洋石油・天然ガス開発、海洋再生可能エネルギー開発、海底鉱物資源開発、海洋空間利用など多岐にわたっています。

01海洋石油・天然ガス開発

写真)海洋石油・天然ガスのイメージ

エネルギーとして我々の生活を支える石油・天然ガスは、陸上だけでなく、海洋にも数多く存在しています。石油・天然ガスの消費量は年々増加しており、これに伴い海洋石油・天然ガスの割合が上昇し、世界全体の生産量の約3割を占めるようになっています。また、新たに発見された石油・天然ガスの約6割を海洋が占める、と言われています。

写真)海洋石油・天然ガス開発のイメージ

海洋石油・天然ガスを取り出すには、海底を掘削する特殊な船や、海上で石油やガスを生産する特殊な設備等が必要となります。海洋石油・天然ガス開発ではこうした設備の建設や操業等に多額の投資が必要となり、2015年度には世界全体で30兆円を超える取引が行われるような巨大なマーケットが形成されています。

02海洋再生可能エネルギー開発

写真)海洋再生可能エネルギーのイメージ

四方を海に囲まれた日本にとって、地球温暖化対策等、大きなポテンシャルを秘めていると期待されているのが、海洋再生可能エネルギーです。なお、海洋再生可能エネルギーは、洋上風力、波力、潮流、海流、海洋温度差等、海洋において利用可能な再生可能エネルギーです。

写真)洋上ウィンドファーム

もっとも事業化が進んでいるのが、洋上風力発電であり、欧州では1990 年代に開発が進み、多数の風車からなる洋上ウィンドファームがイギリス等に建設されています。こうした設備の建設や操業等に多額の投資が行われてきており、2015年度には世界全体で2.3兆の投資が行われています。

03海洋開発のプロジェクト

海洋石油・天然ガス開発、洋上風力発電等、海洋開発のプロジェクトでは、長い期間と巨額のお金とともに、高い専門性や技術、特殊な設備等が必要となるため、関連する企業と協力しながら進める必要があります。日本企業も、自社の強みを生かし海洋開発ビジネスへの参入・拡大の動きを進めています。

04海洋フロンティアへのチャレンジ

日本の領海と排他的経済水域を合わせた面積は世界第6位の広さです。海洋再生可能エネルギーとともに、この広大な海の海底には、メタンハイドレート、海底熱水鉱床、マンガン団塊やコバルトリッチクラスト、レアアース泥等の海底資源が多く賦存すると見込まれています。

図)ちきゅうによるメタンハイドレード海洋産出試験の様子

海洋再生可能エネルギーや海底資源開発技術はまだ十分に確立されておらず、政府が中心となって研究開発を進めています。
こうした新たな海洋フロンティアへの挑戦は、世界の海洋開発をリードするとともに、日本の将来の存立基盤、産業国際競争力の源泉を担う重要な分野として発展することが期待されています。

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